顕れたイデアが現実の世界で動き出す

のこ
のこ

こちらは『騎士団長殺し』第一部の下巻よ。

絵の中の人物が出てきて、画家である「私」と

行動を共にするの。

ぬこ
ぬこ

絵から出てきちゃったのか?

なんとも不思議な。

のこ
のこ

さらに肖像画のモデルとなった男性の

邸へと招待され、絵の中の人物、つまり

騎士団長と一緒に向かうの。

ぬこ
ぬこ

画家にしか騎士団長は

見えないんだよな。

とはいえどういう展開になっていくのかな。

『騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(下) (新潮文庫)』

村上 春樹 (著) 新潮文庫

あらすじ

ある夜、画家である「私」の前に顕れたのは「騎士団長殺し」という題の絵に描かれた人物と同じ姿をした「イデア」だった…。

山荘のスタジオで、一度捨てたはずの肖像画に没頭する「私」の時間は歪み、反転し、ねじれていく。

これまでにない感触と手応えを持って白髪頭の男性、免色の肖像画を描きあげた「私」は、免色の邸へと招待されます。

「私」にしか見えないイデア、すなわち騎士団長もいっしょに向かいます。そこで免色からされた新たな依頼とは。

まとめ

突然あらわれたり消えたりしながら、「私」の意識に語りかけてくる騎士団長の存在は、肖像画の描き方に大きな影響を与えます。

「私」自身の過去を振り返りながら、新たなが方や描きたいモデルに出会った「私」にどんな展開が待ち受けるのでしょうか。

<こんな人におすすめ>

肖像画家として新しい扉を開いた主人公がどうなっていくか知りたい
『騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上)』を読んだ
村上 春樹のファン

ぬこ
ぬこ

騎士団長に出会って

「私」の意識がいろいろと

変化していっているんだな。

のこ
のこ

そうね。新たに描きたい対象

とも出会って、今後どのように

展開していくのかが楽しみね。

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