のこ
こちらは海の見える高校に赴任した
女性教師が、たった1人の部員がいる
文芸部の顧問をするお話よ。
ぬこ
たったひとりの文芸部員とな!
活動しているのか?
のこ
部員は男子生徒なのだけど
彼とのやりとりや日常生活から
心に負った過去の傷が癒えていくの。
ぬこ
そうかあ。つらいことがあったんだな。
どうやって立ち直っていったのかな。
『図書館の神様』 瀬尾 まいこ (著) ちくま文庫
あらすじ
それまで一心に取り組んできたバレーボールをやめて、住んでいた土地を離れ、地方の小さな私立大学へ進学。
海が見える高校の国語教師として赴任したのだが、なんと部員がたった一名の文芸部の顧問をすることになってしまった。
まっすぐな青春を送ってきた『私』がある出会いから傷を負った心を回復していく。
体育大学に入り、バレーボールを思い切りやる。
そんな夢をあきらめた『私』は好きでもない国語の教師となりました。
しかも、部員は男子生徒が1名のみ、という文芸部の顧問までやるハメに。
学校の図書室で部員の生徒と交わす、何気ないやりとりや、恋人と過ごす時間、弟が訪ねてくるとき。季節を重ね、言葉をかわしていくうちに『私』が心に負った深い傷が癒されていきます。
まとめ
図書館の神様は、人や本との出会いを提供し、彼らが「気づき」を得る時間をそっと見守っているのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
心に深い傷を負った女性が再生していく物語に興味がある
文学が人生に与える喜びを描いた話を読みたい
瀬尾 まいこ のファン
リンク
ぬこ
本や人との出会いって
傷を癒してくれる「気づき」を
与えてくれるものなのかもな。
のこ
図書館にはそんな「気づき」を
くれる神様がいるのかもしれないわね。
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