のこ
こちらは世界の縮図のような
息子さんが通う中学の様子を
描いたノンフィクションよ。
ぬこ
世界の縮図とは??
のこ
貧困、差別、ジェンダーなど
あらゆる問題が絡み合い
混沌としているわね。
ぬこ
ひえええ〜〜
なんだかハードな世界だな(;゚Д゚)
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
ブレイディ みかこ (著) 新潮社
概要
著者の11歳の息子が通いはじめたのは人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」だった。思春期まっさかりの彼らにふりかかる様々な出来事。人種差別、ジェンダーの悩み、貧富の差の問題、アイデンティティについて…。パンクな母ちゃんと、まっすぐに問題に向き合い、しなやかに壁を超えてく姿を描くノンフィクション。
小学校ランキング1位の公立小学校を卒業した息子が選んだ中学は、つい数年前までランキング下位にあった、元・底辺中学校でした。家が近いこと、音楽教育に熱心という点が魅力で決めた学校は実に様々な人種、価値観、生活環境の学生たちが集まります。
まとめ
それぞれの背景が幾重ものレイヤーとなり、問題が複雑化しているように見えます。しかし、理解できないからこそ、相手のことを想像する力、「エンパシー」が必要だということを、息子さんは日々、体験をもって学んでいるようです。中学から世界の状況と問題点、そして解決へのヒントが見えてくる、感動のノンフィクションです。
<こんな人におすすめ>
イギリスの最底辺に近い中学校の様子を知りたい
様々な国や生活環境が違う生徒たちとどのように母息子で
関わり、考えていくかを描いたノンフィクションを読んでみたい
ブレイディ みかこ のファン
リンク
制作動画はこちら。
ぬこ
すごいな!!
日々自分のアイデンティティを
確認せざるを得ない環境!!
のこ
まさにイギリスの中学から
世界の問題が見えてくる
骨太なノンフィクションね。
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