こちらは長野の松本を
舞台に繰り広げられる
日常ミステリよ。
松本?ってどんなところなんだ?
松本城があり城下町の情緒ある
街並みや、北アルプスの玄関口など
豊かな自然も有名ね。
へえ〜 景色も良さそうだな。
そんなところでどんな起こる
日常ミステリはどんな内容なんだろう。
『ただいまつもとの事件簿』 新津きよみ(著) 光文社文庫
あらすじ
結婚して三年になる三十三歳の真紀は、夫の転勤で長野県の松本市に転居した。
仕事も決まらず、友人もできない状態で過ごしていた真紀だが、あるイベントをきっかけに友人と呼べる人ができた。
イベントの中で耳にした不思議な出来事、そして友人にまつわる不可解な謎に、真紀は夫とともに挑む。
イベントでは、東京で行方不明になった猫が松本で発見されるという出来事についての話が出ました。
かなりの距離ですが、いったいどのように移動したのか、人の手によるものならば、その理由はなんなのか、と真紀は夫と推理してみます。
また、神社で出会い、会話を交わすようになった七十五歳の女性、柿本直子は、長野の山で息子が遭難、夫にも先立たれ、一人で長野に移住してきたのだと言います。
ところがある日、柿本直子から、八年前に行方不明となった息子が帰ってきた、と真紀に知らせたのです。
会ってみるとその男性は、息子さんよりもだいぶ若くて…。
まとめ
夫の転勤でしぶしぶついてきた、という形の真紀。謎を探りながら、松本の魅力に触れていきます。
冷静な判断力を持つ夫に、時に真実を先に見出されながらも、持ち前の行動力とミステリーで培った想像力を駆使して、真実へと近づいていきます。
松本の魅力と、松本を通してつながる友情や絆に温かな気持ちになるミステリーです。
<こんな人におすすめ>
松本を舞台にした日常ミステリーを読んでみたい
世代が異なる女の友情を描いた話に興味がある
新津きよみのファン
美味しい料理がいっぱい!!
松本に行ってみたいなあ♪
そうね。遭難した息子が登場したり
東京で行方不明の猫が松本で発見されたりと
なんともミステリアスな謎に、ページをめくる
手が止まらなくなるミステリーね。
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