のこ
こちらは食材を取り扱う商社の
社長秘書として働く女性が
仕事に奮闘するお話よ。
ぬこ
食材って、どんなものを
扱うんだ?
のこ
米、粉、砂糖など。
会社にはキッチンがあって、
自社製品を使って料理を作り
お客様をもてなすこともあるの。
ぬこ
へえ〜。おもしろいことするな。
どんなものを作るのか興味あるな!!
『から揚げの秘密-ひぐまのキッチン』 石井 睦美 (著) 中公文庫
あらすじ
真面目で勤勉だが、郷土の人見知りである「ひぐま」こと樋口まりあが、米、粉、砂糖などを扱う商社「コメヘン」の社長秘書として働くようになって9ヶ月が過ぎた。
仕事にも慣れてきて、やりがいを感じていたある日、まりあが担当した仕事にクレームが入る。
コメヘンの顧客へのおもてなしは、自社や取引先の商品を使ったり、木の実を考慮した料理を作って出すこと。前任者のゆかりの提案により作られた車内のキッチンで、まりあは頭をひねって相手の心に残る料理を考え、作っていきます、
ある日、小学生の社会科見学に出すお菓子を、小麦アレルギーの子供がいることに考慮し、米粉のクッキーを作ることに。
子供達には好評だったのですが、子供の母親が社長室に怒鳴り込んできたのです。
まとめ
器用ではありませんが、ひとつひとつ真面目に物事に取り組むまりあ。
パワフルな先輩や信頼できる社長に見守られて、成長していきます。
そんな彼女が食材と人の力を信じ、周囲に美味しい笑顔をもたらしていく物語です。
<こんな人におすすめ>
人見知りで不器用な女の子が成長していくお仕事小説を読みたい
お客様が喜ぶ料理を考える物語を読んでみたい
石井 睦美のファン
リンク
ぬこ
良かれと思ったことが
責められるのって凹むよな。
がんばれひぐま!!
のこ
不器用だけど確実に
少しずつ成長していく彼女に
エールを送りたくなるわね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。