2021-07-02

イラストブックレビュー

言葉の持つ「力」に打ちのめされる物語

『何もかも憂鬱な夜に』 中村 文則 (著)のイラストブックレビューです。施設で育った刑務官の「僕」は、ある夫婦を刺殺した二十歳の未決囚である山井を担当している。山井とのやりとりの中で、どこか自分と似たところがあると感じる「僕」は、自殺した友人や恩師とのやりとりに思いを馳せる。
イラストブックレビュー

アートは鍛えられる!そしてビジネスの強い味方になる!

『ビジネスの限界はアートで超えろ!』増村 岳史 (著)のイラストブックレビューです。絵を描くことであらゆる想像力が刺激され、様々な表現手段へとつながっていったのではないか。本書では、絵を描くことで自分の道の才能に気づくこと、そしてビジネスにおけるアートの意味と身につけ方を解説。
イラストブックレビュー

「食」の面から子どもたちの成長をサポート

『かすがい食堂』 伽古屋 圭市 (著) のイラストブックレビューです。過酷な映像会社の仕事を辞め、祖母が営む駄菓子屋を継いだ、二十五歳の楓子。子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれることにも慣れてきた頃、夕刻になるときっちり三百円分の駄菓子を買っていく少年の存在に気づく。楓子は少年のために食事を提供しようと考えた。