こちらは偶然を演出する
『偶然屋』の第二弾よ。
女子中学生クロエの過去が
描かれているわ。
めっちゃ強い女子中学生って
どんな環境にいたらそうなるんだろうな。
優秀な中学生を無人島に
集めてキャンプをするプロジェクトに
クロエも参加するの。そこには
因縁の相手の影もちらついて…
強敵の「仏」も現れるのか!?
クロエの過去も気になるし
見どころ満載だな!
『偶然屋 2 ~闇に揺れるツインテール~ 』
七尾与史 (著) 小学館文庫
あらすじ
「オフィス油炭」は偶然を演出するプロのオフィス。
ある一人の男性から人気映画と同じシチュエーションで、一目惚れした女性と出会いたい、という依頼を受ける。
アクシデントディレクターの水氷里美は一人でその偶然を演出しようと画策し、計画は順調に進んでいたのだが。
また、日本中の優秀な中学生を集め、無人島でキャンプをするプロジェクトに、女子中学生のクロエがメンバーとして選ばれるが、そのプロジジェクトの裏には、偶然屋にとって因縁の相手である「仏」(フツ)の姿が見え隠れしていた。
偶然を利用しない依頼者?
司法試験に落ち続け、偶然屋としてオフィス油炭で働いている里美は、口の悪いJC・クロエと口ゲンカしつつも大分仕事に慣れてきました。
映画と同じシチュエーションで好きになった女性と出会いたい、という男性の依頼を受け、入念な調査・準備を重ね、いよいよ当日。
彼女の姿が現れ、あとは依頼者が彼女に向かって階段を登るだけだというのに、何故か彼の足は止まったままで…。
また、関わった人間をコントロールし、不幸を呼び込む男「仏」。
彼と関わりのある男性が参加するプロジェクトに里美もスタッフとして加わります。
そしてクロエは選抜された優秀な中学生として参加。
ところがプロジェクトは思わぬ展開に。
まとめ
武闘派毒舌中学生、クロエの壮絶な過去が明らかに。
彼女だけでなく、所長の油炭や里美などからもわかるように、偶然を演出するためには他界身体能力や頭脳、判断力が必要なようです。
アクションあり、謎解きありのエンタメ小説です。
<こんな人におすすめ>
偶然を演出するプロとはどんなものか興味がある
『偶然屋』一作目を読んだ
七尾与史のファン
ク、クロエってこんなこと
してたの(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
クロエの強さには理由があるのね。
里美の板についてきた仕事ぶりにも
注目よ。
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