イラストブックレビュー

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『火喰鳥を、喰う』原 浩 (著)

東京での出張を終えた久喜雄司が信州の家に戻ると、奇妙な出来事が起こっていた。太平洋戦争で戦死した大伯父・貞市の名が墓石から削り取られ、同時期に彼が戦地に残した日記を綴った手帳が送られてきた。その日記を読んでから祖父の失踪、知人の負傷、連続する悪夢など様々な怪異が起こる。
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『三匹の子豚』真梨 幸子 (著)

ネット配信ドラマ用に手がけた作品が大きな賞にノミネートされたことで、再び仕事が舞い込んできた脚本家の斉川亜樹。引き受けた朝ドラの脚本『三匹の子豚』は大ヒット。そんな亜樹に一通の封書が届く。会ったこともない叔母の扶養義務について書かれたその文書を受け取ってから亜樹の人生は次第に傾いていく。
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『満月珈琲店の星詠み~メタモルフォーゼの調べ~』望月 麻衣 (著)

『変容』を司る冥王星が水瓶座に入る2023年3月。満月珈琲店のマスターとヴィーナス、マーキュリー、マーズ、ジュピター、サートウルヌス、ウーラノス、ルナたちの面々は北海道の音楽祭に来ていた。転職のために札幌へとやってきた小雪は、自分と同じように猫のマスターが営むトーレーラーカフェでの体験をした人たちと連絡を取る。その中の一人である女性から小樽での昔話を聞くのだが。
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『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』泉 ゆたか (著)

谷中感応寺の境内にある動物専門の養生所「毛玉堂」。口数が少なく愛想はないいが、見立ては確かな医師の凌雲と、動物好きの妻、お美津の二人で営むこの養生所には、様々な状態の動物とその飼い主が助けを求めてやってくる。。人々と動物の愛と絆を描く五篇の時代小説集。
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『福猫屋 お佐和のねこだすけ』三國 青葉 (著)

十八年連れ添った夫の松五郎が突然亡くなり、お佐和は塞ぎこみ食事も摂らず、1日中布団をかぶって寝ていた。そんなお佐和のもとに、ある日一匹の猫が迷い込む、お佐和はこの猫に福と名付け、世話をするうちに少しずつ立ち直っていく。そんな福にネズミを捕ってほしいい、という依頼が入ったことで、お佐和は猫へ何か恩返しとなるような商売はないものか、と思いをめぐらせる。
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『夜勤 ~夜に産まれた者だけが戦う世界~』友浦 乙歌 (著)

昼生まれか、夜生まれか。この世界では生まれた時に日の光を浴びたかどうかで人生が決まる。夜に生まれた人間は太陽の光が猛毒となる。彼らは「夜勤」と呼ばれ、夜になると発生する死獣を倒すために戦っている。滝本一琉はある日一人の少女と出会う。昼生まれの少女、野々原まひるの正体が明らかになる時、一琉と仲間たちは新たな敵へと戦いを挑んでいく。
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『歌舞伎町の沼』草凪 優 (著)

結婚して三年になる二十九歳の瑠依は、友人に誘われて行ったホストクラブで二十歳のホスト、ユーセイと出会う。純朴で頼りなさげな彼を気に入り、「推し」へ貢ぐお金を稼ぐため、マッチングアプリで出会った剣持と愛人契約を結ぶ。ホストへの思いを「推し活」として客観的にとらえながら、次々と官能の扉を開けていく女性が歌舞伎町という沼に沈んでいく。
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『窓辺の愛書家』エリー・グリフィス (著)

海岸沿いに建つ高齢者向け共同住宅で一人の老婦人が亡くなった。九十歳で本好き、多くの推理作家と交流していたペギーの死因は心臓発作によるものとされたが介護士のナタルカはこの死に不審に感じ、ハービンダー刑事に相談。さらにペギーの友人であった老紳士のエドウィン、カフェオーナーのベネディクトらとともにペギーの死について真相を探るうち、彼女と関わりのあった人物が殺害される。
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『消えない月 』畑野 智美 (著) 角川文庫

小さなマッサージ店に勤める二十八歳の河口さくらは、三十一歳の常連客、松原と付き合うことに。最初は優しかった松原だが、次第にさくらに対して高圧的だったり、束縛したりするように。耐えきれなくなったさくらは、LINEで「別れたい」と告げる。しかし、松原はそれから何十件ものLINEをさくらに送り、さくらの合鍵を返そうともしない。次第に松原の行動はエスカレートしていき…。
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『銀花の蔵』遠田 潤子 (著) 新潮文庫

1968年夏。小学四年生の銀花は父の実家である老舗の醤油蔵で暮らすことになった。何とか馴染もうと頑張る銀花だが、母の盗癖や蔵を切り盛りする祖母と父の不仲、そして父の年の離れた妹からぶつけられる言葉に思い悩む。やがて蔵を継ぐことを決意した銀花は祖母が隠してきた一族の過去を知る。