2025-01-06

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』泉 ゆたか (著)

吉原の入り口、五十間道と呼ばれる引手茶屋の並びにある一軒の本屋、耕書堂。十九歳の勇助は貸本屋をしていた父を亡くし、母と妹を養うためこの店で奉公することに。店の主人である蔦屋重三郎は勇助を「今日からお前は俺の息子だ」と言う。戸惑いながらも重三郎のそばでその仕事ぶりを目にしながら侑介は様々な作家たちとその作品が生まれていく様子に夢中になっていく。