1000年かけた恋

『ぬしさまへ』 畠中 恵 (著) 新潮文庫

「BOOK」データベースより

きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

手代の仁吉が1000年思い続けた恋

江戸の大店の一人息子、一太郎と彼を守る妖怪たちが、江戸に起こる事件を解決する妖怪奇譚第二弾。

一太郎のお目付役、仁吉の恋の物語。仁吉が好きになった相手は、同じく妖怪。しかし、彼女は人間と恋に落ちる。彼女もまた、生まれ変わった同じ人間と何度も恋に落ちるのです。

まとめ

かなわぬ相手の傍で1000年も仕える仁吉。想い人を見守り、そしてどうにもならない気持ちにため息をつきつつ、心の中で愛しくて仕方ないのだ、と呟く仁吉。そんな仁吉の一途な想いにグッとくる物語です。

<こんな人におすすめ>

しゃばけシリーズのファン
江戸時代の妖怪物語が好き
江戸時代の町の様子や暮らしぶりを描いた話が好き


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