のこ
こちらはアメリカ陸軍の
コックが、料理をし、戦闘に
向かいながら身の回りで起こる謎を
解いていく物語よ。
ぬこ
兵隊が料理も作るのか?
のこ
そうなの。重要な役割なのだけど
周りの兵士からはバカにされてたり
することもあるようよ。
ぬこ
ご飯食べられなかったら死活問題だろ。
食材の調達とか調理とか
どうやっているのかも気になるなあ。
『戦場のコックたち』 深緑 野分 (著) 創元推理文庫
あらすじ
1944年の初夏、合衆国陸軍の特技兵(コック)で19歳のティムは、ノルマンディー降下作戦で初陣を果たす。戦闘に向かい、炊事もこなすティムの周辺にちょっとした謎が起こる。
個性豊かな仲間たちと協力しながら戦場へ向かい、そして謎を解く。
第2次世界大戦。食べることが好きなティムは特技兵としてコックに。
バカにされることが多いコックの仕事ですが、コック仲間のエドは味オンチなのに鋭い洞察力を見せます。
使用後のパラシュートを集める理由、食材が消えた謎など、考えることで戦争中であるストレスからほんの少し気をそらすことができるのです。
まとめ
アメリカ陸軍の攻め入る様子、現地での救護所や食事を作る場所の設営、現地の一般人とのやりとり。
兵士たちの日常や緊張感、そして疲弊していく様子がつぶさに描かれています。
平穏な日常がいかに大事かを感じた物語です。
<こんな人におすすめ>
第二次世界大戦時のアメリカ軍の様子に興味がある
軍の食事風景や、戦争中におけるその意味合いなどを描く話を読みたい
深緑 野分のファン
リンク
ぬこ
味オンチのコックも
いるとは!!(゚o゚;;
のこ
戦場での料理から、次第に
戦争の厳しさにスポットが
当たっていくわ。平穏な日常の
大切さを強く感じるわね。
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