小説・人文

イラストブックレビュー

地獄は身近な場所でその扉を開けている

『何様ですか?』枝松 蛍 (著)のイラストブックレビューです。女子高生、平林美和。壮絶な過去を持つ彼女は、大量殺人計画を遂行しようとする。そんな美和に近づくのは意識高い系の倉持穂乃果。倉持やクラスメイトを見下しつつ、計画を進めようとした平林だが。
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心がやわらかくほぐれるような、あたたかな物語

『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』のイラストブックレビューです。ほっとひと息つきたいブレイクタイム。コーヒーを片手に、さらりと読めて、心がやわらかくなるような話を集めました。
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その偶然は、ホンモノですか?

『偶然屋』七尾 与史 (著) のイラストブックレビューです。司法試験へのチャレンジを諦めた里美は就活に苦戦していた。電柱に貼られた求人広告の会社へ連絡を入れると、面接場所として指定されたのはパチンコ屋。里美は「偶然屋」で働くことになったのだった。
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おいしいスープのつくりかたは自分の中にある

『月のスープのつくりかた』麻宮 好 (著)のイラストブックレビューです。同居していた姑とうまくいかず、家を飛び出してしまった高坂美月。バイトをしている家庭教師で小学六年生の理穂を担当することに。
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気が付かないうちにアッコちゃんに会っているかも?

『3時のアッコちゃん』柚木 麻子 (著)のイラストブックレビューです。商社の契約社員として働く三智子は、シャンパンのキャンペーン企画を担当しているが、会議は停滞して思うように進まない。そこへあらわれたのは、かつての上司、アッコさんだった。
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次から次へと起こる 予想外の結末

『嘘ばっかり』ジェフリー アーチャー (著)のイラストブックレビューです。町長が殺害された事件で、小さな街へ捜査にやってきた刑事。次から次へと犯行を自白する者があらわれ、その数は何と51人に…。奇抜な発想と予想外の展開で、おかしくも不思議な人生を描く短編集。
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アツい書店員がいる限り 本屋さんは存在し続ける

『書店ガール7 旅立ち』碧野 圭 (著)のイラストブックレビューです。仙台の歴史ある書店の閉店騒動の渦中にいる理子、そして再び書店で働きはじめる亜紀。それぞれの「書店ガール」たちが、情熱を持って本に関わる仕事へ取り組む物語。
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「復讐」によって何が得られ、そして失われるのか

『ジャッジメント』小林 由香 (著)のイラストブックレビューです。20✖️✖️年、凶悪な犯罪が増加し続ける日本で、新しい法律「復讐法」が生まれた。犯罪者によって家族や恋人を失った者たちは、同じことを犯罪者に対して行い、命を奪うことで、果たして救われるのか。
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理解できない部分もあるけど、いるだけで安心する。それが家族ってヤツなのかも。

『家族シアター』辻村 深月 (著) のイラストブックレビューです。真面目な姉をイケてないと感じている妹、姉はバンドの追っかけ、弟はアイドルおたくと趣味で反発し合う姉弟、息子とうまく話ができない父。時にうっとうしくて、やっぱり大切な「家族」の存在を描いた7編の短編集。
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死の淵から戻ってきたら、人生をやり直せるのか

『希望病棟』垣谷 美雨 (著)のイラストブックレビューです。二十九歳の女医、黒田摩周湖は、中庭で拾った聴診器を使うと患者の「心の声」が聞こえてきた。この聴診器を使うことで、自分の担当する末期癌患者の生い立ちや現況、そしてその思いを聞いた摩周湖だが…。