のこ
こちらは、妻を亡くした
夫とその娘が、妻が残したという
レシピを届けてくれた女の子とともに
その内容を実践していくお話よ。
ぬこ
妻をなくしたばかりじゃ、悲しみ
ど真ん中なんだろうな。
娘さんもつらいだろうに。
のこ
娘さんは結婚がうまくいかなくて
実家に戻ってきているの。
停滞しているようなこの二人のもとに
現れたのは金髪の少女よ。
ぬこ
金髪の少女!?
そんな女の子とつながりを持っていた
奥さんはいったいどんな人だったんだろう?
『四十九日のレシピ 』 伊吹 有喜 (著) ポプラ文庫
あらすじ
妻の乙美を亡くし、気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた心に傷を抱えて帰ってきた。そんな二人のもとにやってきた金髪の女の子、井本。彼女は乙美が作っていた「レシピ」を伝えにきたのだった。
妻を亡くしてから食事もろくにせず、風呂も入らない良平。夫の浮気に深く傷ついた百合子。19歳の金髪少女、井本にさらに助っ人のブラジル人男性、ハルミが加わり、四十九日までを過ごす奇妙で心温まる日々を描きます。
まとめ
乙美が残してくれた「レシピ」は料理屋家事のやり方をイラスト入りで描いたもの。このレシピに沿って生活を営んでいくうちに、少しつず父と娘は明日に向かって歩き出す力を蓄えていきます。母の知らなかった顔。それは、家族も、家族以外の人間も幸せにするレシピを持っていたのです。
<こんな人におすすめ>
家族を亡くしてから少しずつ明日を向いていく話を読みたい
亡くなった家族がどんな人間だったのかを描いた話に興味がある
伊吹 有喜のファン
リンク
ぬこ
な、涙が止まらないぜ…(இдஇ; )
のこ
生活を営むことは地に足をつけること。
そうした日々を送ることで明日へ向かう
力がわいてくるのかもしれないわね。
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