火蛾

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『火蛾』古泉 迦十 (著)

ヒジュラ歴六世紀。西暦でいえば十二世紀ごろ、詩人のファリードは、高名な聖者の法燈を継ぐ人物、アリーの話を聞くために彼のテントへと訪れた。アリーの口から語られたのは、若き主人公のアリーが体験した、姿を見せない導師ハラカーニーと四人の修行者が住まう山で起こった連続殺人事件だった。