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イラストブックレビュー

「売れない作家」の物語はもはやホラー!?

『作家の人たち』倉知淳 (著)のイラストブックレビューです。文学賞のパーティー会場で顔を合わせた、大手出版社の編集者たち。誰もが沈んだ上場を浮かべているのは、ある中堅作家によるつきまといが原因だった(「押し売り作家」)。出版業界の悲喜こもごもを描く連作短編集。
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琵琶湖に生きる民たちの存続をかけた戦い

『偉大なる、しゅららぼん』万城目学 (著)のイラストブックレビューです。高校入学のタイミングで、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやってきた日出涼介。日出家は琵琶湖から特殊な能力を授かった一族。その日出家のライバルであり、同様に特殊能力を持つ棗家の長男・棗広海と同じクラスに。そして彼らはその力を使った戦いを繰り広げる。
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【飼い主なら知っておきたい】 FIP(猫伝染性腹膜炎)について

 FIP(猫伝染性腹膜炎)という病気を知っていますか?猫コロナの感染・発症により猫がかかる病気で、致死率100%とも言われています。FIPについての解説、そして実際に治療を行なった2匹の猫の闘病記を描いた猫伝染性腹膜炎闘病記】人間にはうつらないけど猫にとっては大問題!!』
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聖母になりすました女の正体とは

『鏡の背面』 篠田節子 (著) のイラストブックレビューです。薬物依存やDVなどで心的外傷を負った女性たちの施設で火災が発生した。施設を利用する女性たちやスタッフに「先生」と慕われていた小野尚子は焼死した。残されたスタッフが警察受けたのは「遺体は別人だった」という連絡。聖母と呼ばれた女性は何者だったのか。
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自由すぎる老人登場で新たな世界の扉が開く

『親王殿下のパティシエール(4) 慶貝勒府の満漢全席』篠原 悠希 (著) のイラストブックレビューです。清の第十七皇子・永璘お抱えの糕點師見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。ようやく謹慎が解かれ、新しい厨房で働きはじめることに。永璘の意向で新たに雇われた江南の厨士、超有名なグルメ詩人・袁枚が登場し、慶貝勒府は賑わう。
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山奥深くに存在する隠れ里の正体とは

『くさまくら 万葉集歌解き譚』 篠 綾子 (著) のイラストブックレビューです。万葉集ゆかりの地である伊香保温泉への旅へ行くことになった伊勢屋の一人娘・しづ子、母親の八重、手代の庄助と小僧の助松、そして女中のおせい。道中気になることがあったとして護衛役の多陽人は別行動をとったが、約束の時間になっても戻ってこない。
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全てが手に入る世界での「生きている証」とは

『雨の庭』 友浦 乙歌 (著) のイラストブックレビューです。ボタンひとつで通販サイト「天蔵」から何でも取り寄せることができる。いつからかこの世界にやってきた律歌はここがどんな世界なのかを調べようと、隣人の北寺とともに行動を起こしていく。
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髪型が変われば人生も変わる!?

『かみがかり』 山本 甲士 (著) のイラストブックレビューです。
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1日3回通いたくなるワケあり三姉妹の美味しいお店

『三人屋』 原田 ひ香 (著) のイラストブックレビューです。朝は三女が手がけるふんわりパンの喫茶店、昼は次女のこだわりうどん、夜は長女の〆の白飯が最高のスナック。朝・昼・晩で業態が変わるこの店は「三人屋」と呼ばれている。それぞれが問題を胸に抱えているが、常連客や姉妹間でのやりとりから、少しずつ前を向いていく。
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人の心に寄り添い、その心を震わす菓子づくりを目指す

『しのぶ草 江戸菓子舗照月堂』篠綾子 (著)のイラストブックレビューです。照月堂の主・久兵衛の菓子づくりの才能を警戒し、様々な妨害を仕掛けてくる上野氷川屋の主人・勘右衛門。その娘であるしのぶは、友であるなつめや照月堂の皆に申し訳ないと落ち込んでいた。しのぶに元気を出してほしいなつめはある約束を持ちかける。