イラストブックレビュー

煌びやかなショーや会見の舞台裏

『東京會舘とわたし 下 新館 』辻村 深月 (著)のイラストブックレビューです。東京會舘は、井上靖や三島由紀夫らの小説に描かれ、越路吹雪は多忙ながらも會舘でのショーには出演していた。70年代はじめに改装、平成では震災の夜、帰れない人々を受け入れた。その翌年には、万感の思いで直木賞受賞会見に臨む作家がいた。
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歪んだ価値観の本当の被害者は誰なのか

『昨日がなければ明日もない』宮部 みゆき (著)のイラストブックレビューです。「私の子供が殺されそうなの」。中1の娘とともに杉村探偵事務所を訪れた29歳のシングルマザー・朽田美姫。小学一年生の息子、竜聖が事故に遭い、入院中なのだという。表題「昨日がなければ明日もない」ほか二編を収録した、杉村探偵とちょっと困った女たちの事件簿。
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溢れる才能とロック魂を持つ少女が進む道とは

『疾風ガール』誉田 哲也 (著) のイラストブックレビューです。アマチュアロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト、柏木夏美・19歳。人目を惹くルックスと、天才的なギターの腕前を持つ。バンドの人気も絶頂となっていたある日、ボーカルの城戸薫が自殺。なつみは本当の薫を見つけるために旅に出る。
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陸軍特技兵=コックは戦闘と炊事、謎解きもこなす

『戦場のコックたち』深緑 野分 (著)のイラストブックレビューです。1944年の初夏、合衆国陸軍の特技兵(コック)で19歳のティムは、ノルマンディー降下作戦で初陣を果たす。戦闘に向かい、炊事もこなすティムの周辺にちょっとした謎が起こる。個性豊かな仲間たちと協力しながら戦場へ向かい、そして謎を解く。
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そこにあるのは文章への果てしない愛とリスペクト

『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』三宅香帆 (著)のイラストブックレビューです。『モテる文章』って何でしょう?文学やエッセイ、ブログにスピーチなど、あらゆる文章について分析し、その「すぐれた文章感覚」を平易にわかりやすく解説。
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東京會舘から見る 大正、昭和の時代

『東京會舘とわたし 上 旧館』辻村 深月 (著)のイラストブックレビューです。大正11年、社交の殿堂として丸の内に創業した東京會舘。戦前のクラシック演奏会、戦中の結婚披露宴、戦後に開発されたオリジナルカクテル、クッキングスクールの開校。震災やGHQの接収などの荒波を経て、東京會舘へ訪れた人々とそこで働く人々の姿を描く。
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仕組みを知ることで得るもの、失うもの

『モダンタイムス(下)』 伊坂 幸太郎 (著) のイラストブックレビューです。5年前に起こった播磨崎中学校銃乱射事件。多くの犠牲者を出したこの事件で活躍した永嶋丈は、奇跡の英雄として取り上げられ、現在は国会議員として権力を持っていた。謎の検索ワードはこの事件とどんな関係があるのか。
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良い人間関係を築くことは「幸福」に直結する

『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン (著)のイラストブックレビューです。全ての人は成功と幸福を求めている。人間の習性を理解し、より良い人間関係を築き、幸福と成功を手に入れるための考え方と具体的な方法を解説。
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池袋から社会の闇を映し出す

『裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII』 石田 衣良 (著)のイラストブックレビューです。真冬の池袋で、半日働いて10万円以上という超高給アルバイトの情報が流れる。募集に使われた闇サイト運営や、アルバイトの本当の目的をさぐるべく、マコトたちは池袋の街を駆け回る。
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平和な猫の島を揺るがす殺人事件発生!?

『猫島ハウスの騒動』 若竹 七海 (著) のイラストブックレビューです。神奈川県葉崎の小さな半島、通称・猫島は、三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのんびりと暮らしている。この島を揺るがす事件が起こる。猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、派出所勤務のポリス猫らが辿り着いた真相とは。