イラストブックレビューままならない人生にそっと寄り添う月の光 『月まで三キロ』 伊与原新 (著)のイラストブックレビューです。広告代理店を辞め、独立するも、経営が悪化し立ちゆかなくなる。妻とは離婚し、手元に残ったのは借金だけ。死に場所を求めて乗ったタクシーは、ある場所へと向かった(「月まで三キロ」)ほか、ままならない人生にやさしく寄り添う自然と人間たちとを描く、六つの短編集。 2021.09.07イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「未来が見える」って幸せなこと? 『てんげんつう』 畠中恵 (著)のイラストブックレビューです。若だんなの前に「てんげんつう」と名乗る男が現れた。千里眼を持つこの男は、あらゆるものが見えるために人々に嫌われてしまう。何とかして欲しい、と若だんなに頼み込むだが…。大人気「しゃばけ」シリーズ第18弾。 2021.08.27イラストブックレビュー
イラストブックレビューあなたの心を癒すコンビニ、あります。 『コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店』町田そのこ (著) のイラストブックレビューです。九州エリアのみに展開しているコンビニチェーン「テンダネス」。中でもトップクラスの売り上げを誇る名物店、「門司港こがね村店」では、その放出するフェロモンにより老若男女問わずに虜にしてしまうという魔性の店長が、熱心に仕事をしている。 2021.08.24イラストブックレビュー
イラストブックレビュー暗い欲望が絡む 五つの陰惨な事件を描く 『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信 (著)のイラストブックレビューです。大きな事業を営む丹山家の長女、吹子は大変な読書家で、大学へ入ってからは「バベルの会」という読書サークルに参加。両家の子女が集まるこのサークルの合宿を楽しみにしていた吹子だが、屋敷の中で吹子の近親者が殺害される。「バベルの会」をめぐる五つの邪悪な事件を描く。 2021.08.19イラストブックレビュー
イラストブックレビュー何故こうなった?人の心に潜む闇を描き出す物語 『許されようとは思いません』芦沢央 (著)のイラストブックレビューです。入社三年目、常に営業成績最下位だった修哉が大きく成績を伸ばした。調べたところ自分が誤って注文数を多く入力してしまったことがわかった。ミスを言い出せなくなった修哉の取った行動が思わぬ災難へとつながっていく(「目撃者はいなかった」)。 2021.08.16イラストブックレビュー
イラストブックレビュー稀代の悪女かそれとも女神か。その素顔とは。 『悪女について』 有吉 佐和子 (著) のイラストブックレビューです。他殺か自殺か。謎の死を遂げた。女実業家の富小路公子。彼女に関わった二十七人へのインタビューから、次々と驚きの事実が明らかに。人によってまるで違う印象を使い分ける女の生き様を描く。 2021.07.22イラストブックレビュー
イラストブックレビュー戴国の新しい幕開けはどちらの王の手によるのか 『白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記』小野 不由美 (著) のイラストブックレビューです。暗闇の中で、男は黒い騶虞を手に入れた。地の底で感じる「生かされている」ということ…。一方、阿選は閉じ込めた驍宗を再度捕えるべく、函養山へ兵を派遣する。王宮に幽閉されているも同然の泰麒の心の内と、意を決して取った行動とは。戴国の命運やいかにい。 2021.07.20イラストブックレビュー
イラストブックレビュー戴国を守るために謀った麒麟の覚悟とは のこ こちらは十二国記 『白銀の墟 玄の月』シリーズ 第三巻よ。 ぬこ 李斎たちが驍宗を 捜しにいったんだよな。 見つかったのか? のこ 李斎たちが捜していた男は すでに死んでいたのだけど ... 2021.07.17イラストブックレビュー
イラストブックレビュー不穏な空気が漂う宮中と動かぬ仮王の真意とは 『白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。国と国民のことを誰よりも考えていた王、驍宗。王に沿う麒麟、泰麒は仮王、阿選に会うため、日圭宮へやってきた。しかし、王座を手にした阿選は政をしようとはせず、役人たちの間でもやりとりがうまくいっていない様子。 2021.07.10イラストブックレビュー
イラストブックレビュー強くてしなやかな女子的生活に幸あれ!! 『女子的生活』 坂木 司 (著)のイラストブックレビューです。アパレル勤務のみきは、おしゃれをしたりインテリアを楽しんだりして、「女子的生活」を楽しんでいた。ある日、マンションの部屋の前に不審な男が座りこんでいて…。マウンティング、モラハラ、毒親。次々と現れる強敵に、みきは立ち向かう。 2021.07.10イラストブックレビュー