不穏な空気が漂う宮中と動かぬ仮王の真意とは

のこ
のこ

こちらは十二国記

『白銀の墟 玄の月』シリーズ

第二巻よ。

ぬこ
ぬこ

阿選が王になっちゃったんだよな?

国の様子はどうなんだろう。

のこ
のこ

その阿選に泰麒が会いにいくの。

そこで様子を見るのだけど、

役人間でもやりとりがうまく

いっていないようなのよ。

ぬこ
ぬこ

阿選は念願の王座を手に入れたんじゃないの?

それなのに、やりとりがうまくいってないとか。

いったいどうなっているんだ。

『白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記』

小野 不由美 (著) 新潮文庫

あらすじ

国と国民のことを誰よりも考えていた王、驍宗。

王に沿う麒麟、泰麒は仮王、阿選に会うため、日圭宮へやってきた。

しかし、王座を手にした阿選は政をしようとはせず、役人たちの間でもやりとりがうまくいっていない様子。

一方、李斎たちは、驍宗が姿を消した山を目指し、王を捜すのだが。

貧しい蓄えが底をつき、雪で覆われてしまう前に王を捜しださなくては。

李斎たちは驍宗の消息がわからなくなった場所へと向かいます。

そこには荒廃した集落がありました。

王不在による歪みがこうした形で現れていることを李斎は知るのです。

一方、仮王阿選に会い、「あなたが新王だ」と告げる泰麒の真意とは。

崩壊したまま放置される宮殿、指示が錯綜し、戸惑う役人たち。

阿選が政治を行わないのは何故なのか。

まとめ

戴国の厳しい現実、そして登場人物たちそれぞれの希望。

絶望と使命。

戴国の未来を握る者たちの物語です。

<こんな人におすすめ>

王と麒麟、国の成り立ちを描いた壮大なファンタジーを読みたい
十二国記シリーズのファン
小野 不由美のファン

ぬこ
ぬこ

王宮のみならず、戴国の中も

大変なことになっとるやないかΣ(゚Д゚;!!

のこ
のこ

国内は崩壊寸前、政治をしようと

しない阿選を「あなたが王だ」と

言った泰麒の真意も気になるわね。

本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村

書評・レビューランキング