小説・人文

イラストブックレビュー

人と人がやさしく、ゆるやかにつながる都会の夜

『おやすみ、東京』 吉田 篤弘 (著)のイラストブックレビューです。映画会社で小道具の調達をしているミツキは、深夜に「果物のびわ」を朝九時までに探すように言われ、夜のタクシー「ブラックバード」の運転手、松井に協力を求め、夜の街を探し回る。
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煌びやかなショーや会見の舞台裏

『東京會舘とわたし 下 新館 』辻村 深月 (著)のイラストブックレビューです。東京會舘は、井上靖や三島由紀夫らの小説に描かれ、越路吹雪は多忙ながらも會舘でのショーには出演していた。70年代はじめに改装、平成では震災の夜、帰れない人々を受け入れた。その翌年には、万感の思いで直木賞受賞会見に臨む作家がいた。
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溢れる才能とロック魂を持つ少女が進む道とは

『疾風ガール』誉田 哲也 (著) のイラストブックレビューです。アマチュアロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト、柏木夏美・19歳。人目を惹くルックスと、天才的なギターの腕前を持つ。バンドの人気も絶頂となっていたある日、ボーカルの城戸薫が自殺。なつみは本当の薫を見つけるために旅に出る。
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陸軍特技兵=コックは戦闘と炊事、謎解きもこなす

『戦場のコックたち』深緑 野分 (著)のイラストブックレビューです。1944年の初夏、合衆国陸軍の特技兵(コック)で19歳のティムは、ノルマンディー降下作戦で初陣を果たす。戦闘に向かい、炊事もこなすティムの周辺にちょっとした謎が起こる。個性豊かな仲間たちと協力しながら戦場へ向かい、そして謎を解く。
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東京會舘から見る 大正、昭和の時代

『東京會舘とわたし 上 旧館』辻村 深月 (著)のイラストブックレビューです。大正11年、社交の殿堂として丸の内に創業した東京會舘。戦前のクラシック演奏会、戦中の結婚披露宴、戦後に開発されたオリジナルカクテル、クッキングスクールの開校。震災やGHQの接収などの荒波を経て、東京會舘へ訪れた人々とそこで働く人々の姿を描く。
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仕組みを知ることで得るもの、失うもの

『モダンタイムス(下)』 伊坂 幸太郎 (著) のイラストブックレビューです。5年前に起こった播磨崎中学校銃乱射事件。多くの犠牲者を出したこの事件で活躍した永嶋丈は、奇跡の英雄として取り上げられ、現在は国会議員として権力を持っていた。謎の検索ワードはこの事件とどんな関係があるのか。
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池袋から社会の闇を映し出す

『裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII』 石田 衣良 (著)のイラストブックレビューです。真冬の池袋で、半日働いて10万円以上という超高給アルバイトの情報が流れる。募集に使われた闇サイト運営や、アルバイトの本当の目的をさぐるべく、マコトたちは池袋の街を駆け回る。
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平和な猫の島を揺るがす殺人事件発生!?

『猫島ハウスの騒動』 若竹 七海 (著) のイラストブックレビューです。神奈川県葉崎の小さな半島、通称・猫島は、三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのんびりと暮らしている。この島を揺るがす事件が起こる。猫アレルギーの警部補、お気楽な派出所警官、派出所勤務のポリス猫らが辿り着いた真相とは。
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文面からあの人の思いが浮かんでくるのです

『ツバキ文具店』小川 糸 (著)のイラストブックレビューです。祖母の後を継ぎ、鎌倉で小さな文具店を営みながら手紙の代書を請け負う鳩子。依頼されるのは年賀状の代書といった普通のものから、借金のお断り、友人への絶縁状、天国からの手紙など一風変わったものまで、実にさまざまです。
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詐欺師たちによる騙し合いの結果はいかに!?

『オレオレの巣窟』志駕 晃 (著) のイラストブックレビューです。オレオレ詐欺を組織的に運営し、成功させている平田は、奨学金の返済に苦しむ真奈美と出会い、互いに惹かれ合う。裏社会から足を洗おうとする平田だが、闇の世界は彼を離そうとはしない。