小説・人文

イラストブックレビュー

デパートの売り上げを支える外商の奮闘ぶりを描く

『上流階級 富久丸百貨店外商部』高殿 円 (著) のイラストブックレビューです。神戸の老舗、富久丸百貨店芦屋川店で外商員として働くことになった鮫島静緒。一筋縄ではいかないお客たちに、ライバルの本物のセレブ若手男性社員。次々と出てくる難題を解決すべく、静緒は奔走する。
イラストブックレビュー

家族の絆の橋渡しをしてくれる猫たち

『黒猫王子の喫茶店 渡る世間は猫ばかり』 高橋 由太 (著) のイラストブックレビューです。川越のはずれにある、シックな喫茶店。店長は着物を着た美青年。この店で働くことになったのは真面目でお人好しの胡桃。彼女のもとには、猫にからんだ相談をする人や猫たちがやってきて…。
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だれでも、心の中に少女を飼っている

『少女病』 吉川 トリコ (著) のイラストブックレビューです。母親と呼ばれることを嫌う、変わり者の少女小説家の母・織子と、父親が違う三人の娘はいっしょに暮らしていた。四人に共通するのは「母親のようにならない」こと。自分の中の少女性を持て余し、苦悩する女性たちの姿を描く。
イラストブックレビュー

愛しすぎては、いけない

『恋愛中毒』山本 文緒 (著) のイラストブックレビューです。離婚し、弁当屋のアルバイトをしながら暮らしていた三十二歳の水無月。タレントであり作家である創路功二郎が弁当屋を訪れた時から、止まっていた水無月の時間が再び動きだす。
イラストブックレビュー

「東大」という看板を背負った若者たちの階級意識

『彼女は頭が悪いから』 姫野 カオルコ (著) のイラストブックレビューです。横浜市の北、青葉区で生まれ育った美咲は、公立高校を出て水谷女子大へ。一方、都心に生まれ、国立附属高校から東大に入ったつばさ。二人はあるイベントで知り合い恋に落ちた、はずだったのだが。
イラストブックレビュー

スーツケースの半分に居れるのは自分の未来

『スーツケースの半分は』 近藤史恵 (著) のイラストブックレビューです。真実はフリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、購入。やがてそのスーツケースは友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに、やがて「幸運のスーツケース」と呼ばれるようになり…。
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アフリカ出身の女性たちの苦悩と感情のひだを描く

『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ アディーチェ (著)のイラストブックレビューです。人種、ジェンダー、家族にまつわる女性たちの苦悩や心のひだを描く12の短編集。
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考えろ。私たちは何を選び、どこへ向かうのか。

『魔王』 伊坂幸太郎 (著)のイラストブックレビューです。会社員の安藤は両親を亡くし、弟の潤也と二人で暮らしている。あるとき、自分が念じると、自分が思った通りの言葉を相手がそのまま口に出すことに気づく。様々な条件の中で試した後、安藤はその能力を使うために、一人の男へと近づいていく。
イラストブックレビュー

天才脳学者VSサイコパスに恋した研究者

のこ こちらは共感覚を持つ青年が ある研究者に監禁されてしまうお話よ。 ぬこ 物騒な話だな。なんだって 監禁されてしまったんだ? のこ 研究と言われているようだけど。 彼と仕事をしたことがある、美人 ...
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日本を下支えしてきた中小製造業の変革劇

『陸王』  池井戸 潤 (著)のイラストブックレビューです。埼玉県行田市にある老舗の足袋業者「こはぜ屋」。四代目社長である宮沢紘一は日々下がる売り上げで、資金繰りに頭を悩ませていた。そこで足袋づくりの技術を生かしたランニングシューズを作るという新規事業に挑む。