イラストブックレビュー明日への希望も活力も 良い睡眠と休息のひとときから 蘭学を学び、長崎から帰ってきた兄の松次郎と、眠り専門の養生所を開いた、茶問屋の娘・藍。両親亡き後茶問屋を営んでいた伯父が、傾いた経営を立て直すために呼んだのが、万屋の一心という男。耳障りの良い言葉を並べ立てる一心に、どこかあやしげなものを感じながらもつい聞き入ってしまう藍だが…。 2022.03.31イラストブックレビュー
イラストブックレビュー見目もきっぷも良くて腕も立つ!芝居茶屋から江戸の危機を守る若店主 木挽町の芝居茶屋は、十七歳の若旦那・色男の喜八と兄弟分のクールな弥助、気の利いた料理を作る料理人の松次郎の三人で切り盛りしている小茶屋。ある日、松次郎が姿を消し、さらに松次郎の息子の奉公先で金が盗まれる事件が起こる。 2022.03.15イラストブックレビュー
イラストブックレビュー妖たちが草双紙の中に迷い込んだ!? 今日も床に臥している若だんなに代わって、妖である貧乏神の金次と付喪神の屏風のぞきが、主である藤兵衛のお供をすることに。趣味人が集まり、面白い書や巻物、絵を見せ合うその会合で、いくつかの絵巻や草双紙を持ち帰ることになったのだが…。 2022.01.06イラストブックレビュー
イラストブックレビューついに「あの方」からお呼び出し!?マリーの運命やいかに!! 『親王殿下のパティシエール(5) 皇帝陛下とお菓子の宮殿』篠原 悠希 (著)のイラストブックレビューです。清の第十七皇子・永璘のもと、パティシエール見習いとして働く、仏華ハーフのマリーは皇帝・乾隆帝から、西洋の建物を模した工芸菓子の献上を命じられたのだが…。 2021.11.26イラストブックレビュー
イラストブックレビューゾクリとするがせつなくもある 江戸の「ふしぎ」な物語集 『ふしぎ<霊験>時代小説傑作選』宮部 みゆき (著), 西條 奈加 (著), 泉 ゆたか (著), 廣嶋 玲子 (著), 宮本 紀子 (著), 細谷 正充 (編集) のイラストブックレビューです。江戸の「ふしぎ」を5人の女性作家が描く、アンソロジー。 2021.10.26イラストブックレビュー
イラストブックレビュー全てがつながり、巻き込まれ、そしてまた生まれ出る世界 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島 真寿美 (著)のイラストブックレビューです。江戸時代の大坂・道頓堀。穂積成章は父から近松門左衛門の硯をもらい、浄瑠璃作者・近松半二として歩み出す。書かずにはいられない半二の生涯と、現代に残る名作、「妹背山婦女庭訓」のほか、物語が生まれる様子を軽快な大阪弁で軽やかに、そして情熱的に描く。 2021.10.12イラストブックレビュー
イラストブックレビュー機が熟すための「待ち」がその実を結ぶとき 『あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇』高田 郁 (著)のイラストブックレビューです。五鈴屋の藍染めの浴衣地は、江戸中の支持を集め評判に。そして宝暦十年、辰の年、江戸の町で大きな火災が発生。店は難を逃れたものの、「買うての幸い、売っての幸せ」を貫くため、幸はある決断をくだす。 2021.10.05イラストブックレビュー
イラストブックレビュー大切だからこそ切らねばならない縁がある 『幼なじみ お江戸縁切り帖』泉 ゆたか (著) のイラストブックレビューです。江戸の湯島で縁切り状の代書を行う「縁切り屋」を営むお糸は縁切りを希望する男女のために縁切り状をしたためる。しかし、書面を送って終了とはいかない。縁切りに絡む人間の心に残ったものが夜中に現れ、お糸に何かを訴えかけるのです。その真意は何なのかを探ろうとするお糸だが。 2021.09.24イラストブックレビュー
イラストブックレビュー商売にわくわく、人情にじんわり。お江戸看板姉妹の物語。 『雛のころ 小間もの丸藤看板姉妹(四) 』 宮本 紀子 (著) のイラストブックレビューです。雛の節句のころ、妹・桃が通うお茶の師匠のもとへ見学に行くこととなった姉の里久。正座が苦手で、これまで通ったことのある稽古では嫌な思い出しかなかった里久だが。新しい局面を迎える看板姉妹の物語・第四作。 2021.09.16イラストブックレビュー
イラストブックレビュー「未来が見える」って幸せなこと? 『てんげんつう』 畠中恵 (著)のイラストブックレビューです。若だんなの前に「てんげんつう」と名乗る男が現れた。千里眼を持つこの男は、あらゆるものが見えるために人々に嫌われてしまう。何とかして欲しい、と若だんなに頼み込むだが…。大人気「しゃばけ」シリーズ第18弾。 2021.08.27イラストブックレビュー