『ゆんでめて』 畠中 恵 (著) 新潮文庫
あらすじ
病弱な若だんなと、彼をとりまく妖たちが巻き起こす不思議な物語。「しゃばけ」シリーズ第9弾。
屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの時、別の道を選んでいたら、こんなことにならなかった…。
ぽっかりと穴の空いたような寂しさを感じる若だんな
上方から来た娘への淡い恋心、妖たちとの楽しい花見、不思議な珠を持つ男勝りな女性。今回も楽しくて切ない数々の出来事が若だんなの身に起こります。でも、どの出来事にも屏風のぞきはいなくて…。
まとめ
妖や神様の姿が見えるために、若だんなに起こった今回の出来事。神様だって完全じゃない。そして一歩間違えば全く別の世界へ踏み入れてしまう事もあるのです。何かが欠けていて、何かが満ちている世界に。
<こんな人におすすめ>
一太郎の恋に興味がある
江戸時代のパラレルワールドを読んでみたい
しゃばけシリーズのファン