薄気味悪い。怖い。でも止められない。

『Q&A』   恩田 陸 (著)  幻冬舎文庫

あらすじ

2002年2月11日、午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施において多数の死者、負傷者を出した事故が発生した。しかしその事故原因は未だに特定できずにいる。

事故についてQ&Aで語る当事者たち

事故について、Q&A方式で登場人物たちが語ります。質問者は政府関係?やマスコミなど。回答者は事故現場に居合わせた当事者やその家族などです。

一見このQ&Aは事故と何の関係があるのか?と思うようなやりとりも、のちにしっかりと意味を成すので油断できません。構成といい、伏線の利かせ方といい、お見事です。

まとめ

事故自体も謎に満ちていて不気味ですが、何より答えている人間たちが怖い。表に見えなかった部分が次々と出てくる様に、背筋がゾワゾワしてきてしまいます。気味が悪くて怖いのに、ページをめくる手が止まらない!一気読み間違いなし!の物語です。

<こんな人におすすめ>

隠れた人間性が出てくるようなミステリが好き
大型商業施設で起きる事故の謎に迫りたい
恩田陸のファン

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