『黒い結婚 白い結婚』
中島 京子 (著), 窪 美澄 (著), 木原 音瀬 (著), 深沢 潮 (著), 成田 名璃子 (著)他
講談社文庫
あらすじ
結婚の先には幸せな生活がある。そう信じていたけれど山も谷もあって…。それなのになぜ人は結婚するのか。7人の女性作家がそれぞれの視点で「黒い結婚」「白い結婚」を描く。
「黒い結婚」と「白い結婚」 どちらから読む?
三十代なかばで夫と見合い結婚をしたちづる。しかし、昔別れた男のことが、古傷のように心の中に残っていた(「水際の金魚」)。
ふとしたきっかけで元嫁がモデルとして活躍していることを知った男。自分が知っていた女性とは違うように感じるのだが(「家猫」)。
高一の時からずっとファンだった憧れのミュージシャンは二十五年後、女装家となっていた(「ダーリンは女装家」)。
見知らぬ面を見せられたような、背筋が冷たくなるような「黒い結婚」が四編、心がじんわりと温かくなる「白い結婚」が三編収録されています。
まとめ
結婚の先に待ち受けるものは何か。七つの結末の中に、読者が求める答えがあるのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
ブラックな結婚を描いた物語に興味がある
「幸せな結婚」とは何かを描いた話を読んでみたい
7人の著者の中に好きな作家がいる
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