『咲ク・ララ・ファミリア 』 越智 月子 (著) 幻冬舎文庫
あらすじ
62歳になる父が突然再婚すると言い出した。結婚して家を出た長女、母が若い男と家を出てから家事一切を行ってきた次女、引きこもりの三女、お調子者の四女。それぞれが互いに言えぬ事情を抱えていた。結婚の話を聞き、集まった四姉妹の前に現れた父の婚約者とは…。
婚約者登場に湧く四姉妹がそれぞれ抱えるものとは
母が若い男と家を出たことは、四姉妹それぞれに影響を及ぼしています。
しっかりとした家庭を築こうと決意した長女。まだ高一だった末妹のこともあり、家のことを自分がやらねばと必死になった次女。家の中の布団の中が安心する三女。結婚に希望が持てず、刹那的に生きる四女。
そして彼女たちの父親はと言えば、穏やかなごく普通の人。しかし連れてきた婚約者はものすごい美形で四姉妹は大騒ぎ。
まとめ
婚約者にぶつかったり、心を寄せたりしながら自分自身の問題を見つめたり、また家族の気持ちを理解したり、手を添えてあげたり。ぶつかってひび割れて、またくっつくからより強くなっていくのです。そんな家族の姿を描く、心あたたまる物語です。
<こんな人におすすめ>
父の再婚からいろんな問題が噴出する姉妹の話を読んでみたい
家族とは何なのか、と思わせてくれる物語に興味がある
越智 月子のファン
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