『おさがしの本は』 門井 慶喜 (著) 光文社
あらすじ
和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわきあがる。
書店と異なり、古い本も多く置いていることから、利用者の依頼は困難を極めることもしばしば。しかし、和久山は先輩や後輩と協力し、時に観点を変えながら目的の本を見つけ出します。
まとめ
図書館廃止派である副館長との丁々発止なやりとりも見ものです。本を好きな者同士の、それぞれの立場をかけての戦いです。
そして、利用者の複雑で、時に勘違いをして記憶しているような、そんな面倒な依頼を、膨大な知識と推理よくで探し出してくれる。
こんな司書さんがいたら、図書館通いが楽しくなりますね。性格は少々固いですけども。
<こんな人におすすめ>
図書館が好き
本と本がつながっていく話に興味がある
門井 慶喜のファン
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