『旅行者の朝食』 米原 万里 (著) 文春文庫
あらすじ
古今東西、おもにロシアのヘンテコな食べものについて蘊蓄を傾けるグルメ・エッセイ集。
「生きるために食べる」のではなく「食べるためにこそ生きる」をモットーに美味・珍味を探索する。
世にも珍しい食べものの数々を紹介
旧ソ連時代の奇妙な缶詰、少女時代に食した幻の蜜飴など、見たことも聞いたこともない食べものが登場します。
その食物について解説する著者は、食物の背景にある文化を丹念に調べ、たっぷりのユーモアで綴ります。
まとめ
そこにはロシアと日本の文化や食に対する大きくて深い愛情があるのです。
特に幻の蜜飴「ハルヴァ」については、たまらなく魅力的な菓子であるのに「絶品」ものは数十年で2度しかお目にかかっていないこと。
調べていくとロシアだけでなくヨーロッパや中東方面まで似たような歌詞があるということ。
まるで著者の食欲のようにとどまる事を知らない広がり具合にロマンを感じます。
読むほどに楽しめるグルメエッセイです。
<こんな人におすすめ>
ロシアが好き
世界中の変わった食べ物の話を読んでみたい
米原 万里のファン
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