トボけたふりして心理を突く 川原泉の世界

ぬこ
ぬこ

わ〜 川原泉だ!

飼い主が昔読んでたな!

のこ
のこ

あら。どんなものを

読んでいたの?

ぬこ
ぬこ

『空の食欲魔人』『笑う大天使』

『カレーの王子様』

『甲子園の空に笑え』とか。

のこ
のこ

わあ、結構読んでいたのね。

コアなファンが多いと言われている

河原いずみさんの6年ぶりの

新作コミックがこちらよ。

ぬこ
ぬこ

おお!6年ぶりとは!

飼い主に教えてやらねば。

『バーナム効果であるあるがある』  川原泉 (著) 白泉社

あらすじ

彰英高校、バレー部キャプテンの真世と、未来の校長・学校経営者で現事務長の鷹彦、そして謎の火星人ルルーニュとの不思議な交流を描く。

ある日の部活帰り、真世は寮に向かう途中、事務長の鷹彦と謎の生物が会話しているところを発見。生物はどうやら「火星人」であり、このことは秘密にして欲しい、と鷹彦から口止めされる真世でしたが…。

まとめ

真面目な登場人物たちと、ちょっぴり残念な火星人・ルルーニュトのやりとりが、ユーモアを交えて描かれています。状況説明の語り口が、著者のつぶやきのようで、これも全体のゆるい雰囲気に一役買っています。画力もセンスも衰え知らず。この世界観がクセになりそうなコミックです。

<こんな人におすすめ>

真面目な人間ととぼけた宇宙人とのやりとりに興味がある
ゆるい話が読みたい
川原泉のファン

ぬこ
ぬこ

相変わらず独特だなあ。

これに似た作風とか見たことがない。

のこ
のこ

コアなファンがいるのも頷けるわね。

長年のファンも、初めて読む人にも

楽しめる、ちょっと不思議で楽しいお話よ。

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