のこ
「くっつかない糊」を売れと
言われたらどうする?
ぬこ
え?ただの役立たずじゃないか。
失敗作を売るなんて無理だろ。
のこ
こちらはそんな「くっつかない糊」を
売ろうと奮闘する営業の物語よ。
ぬこ
何に使えるんだろうな?
売るヒントはそこにかかって
いるんだよな。
『膠着』 今野 敏 (著) 中公文庫
あらすじ
老舗の糊メーカー「スナマチ」は、創業以来の機器を迎えていた。高額な開発費を投じて完成した新商品は、なんと「くっつかない糊」だったのだ。何とか商品化しようと考える新入社員の啓太とベテラン営業マンの本庄だが。
新人の啓太は何とか入った「スナマチ」で失敗しながらも、頑張って仕事をしていた。そこで入ってきたのは外資企業からのTOBのウワサ、そして新開発された商品が「くっつかない糊」という事実。ベテラン営業の本庄とともに、この商品の「売り」を見つけようと頭を悩ませます。
まとめ
自社の商品をよく理解し、そして何より、情熱を持ってその商品を扱えば、新人といえども立派な成果を出せるのです。得た知識を一度手放し、全く異なるアプローチから眺めることで、新しい発見に繋がる。そんな事を教えてくれる、サラリーマン応援小説です。
<こんな人におすすめ>
「くっつかない糊」をどう売るか気になる
新人サラリーマンが頑張る話を読んでみたい
今野 敏のファン
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ぬこ
おお〜!!なるほどな!
そう来たか!
のこ
考え続けたり、離れてみたり。
新しい発想はそうすることで
生まれてくるのかもしれないわね。
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