のこ
会社で働いていると
いろんなことがあるわよね
ぬこ
そうだなあ。いろんな年代の
いろんな環境で暮らす人が
集まっているからな。
のこ
こちらはそんな、会社で働く
人々の日常で、少し変わった
状況を描く物語よ。
ぬこ
ほほう 何が起こったのか。
気になるな。
『とにかくうちに帰ります 』 津村 記久子 (著) 新潮文庫
あらすじ
今ひとつパッとしないフィギュアスケート選手を応援するとき、職場のおじさんが文房具を返してくれないとき、台風で帰路の交通手段がなくなって徒歩で帰るとき。強く、切なくなるほどに家に帰りたい、と思うのだ。
会社で仕事をしているときに起こる些細なやりとりや、ちょっとした衝突。そして、台風のためにいつもの時間よりも早く、人の気配がなくなったオフィス。
まとめ
日常は、代わりのない出来事とたまに起こる想定外の出来事や、知った人の思いもよらない部分を見つける事で成り立っているのです。そんな当たり前だけど忘れていた部分を思い出させてくれる、連作短編集です。
<こんな人におすすめ>
職場での人間関係をおもしろく描いた話を読みたい
いつも仕事をする人の意外な一面を描いた話に興味がある
津村 記久子のファン
リンク
ぬこ
確かになあ。いつも同じことしてると
日常と違ったことが起こった時に
動揺するよな〜。
のこ
非日常的な出来事は、物事や人の
知らなかった一面を知ることができる
機会なのかもしれないわね。
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