2020-12-10

『小学五年生』重松 清 (著)　のイラストブックレビューです。転校先での出会い、異性へのほのかな恋心、ケンカや友情。子どもでもないけれど、おとなでもない。そんな微妙な時期にいる小学五年生の少年たちの様々な思いを描いた十七編のショートストーリー。

『ぼくは愛を証明しようと思う。』藤沢 数希 (著)のイラストブックレビューです。恋人にふられ、きになる女性には見向きもされず。非モテで二十七歳の弁理士、渡辺正樹は、クライアントの永沢から恋愛の方法論を学ぶ。最小限の努力で最大限の成果を得る、その方法とは。

『寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)』宮本紀子 (著)のイラストブックレビューです。日本橋の小間物商の大店、「丸藤」の看板娘・里久は妹の桃とともに酉の市へ向かう。案内してくれるという飾り職人・清七の側には、母娘ふたりの姿。娘のお豊が敵意むき出しな理由とは。