2020-12-26

イラストブックレビュー

「視える作家」が描く「引き寄せる猫」との日々

『猫怪々』加門 七海 (著)のイラストブックレビューです。ある日、路地裏でぐったりとした子猫を見つけ、病院に連れていく著者。飼うことを決意したが、この子猫はいくつもの病気を抱えていて、おまけに怪異現象までついてきた。あらゆる対策を講じる作家の猫愛を描くエッセイ。
イラストブックレビュー

宝石箱の中にしまっておきたくなるような少女時代

『ミーナの行進』小川 洋子 (著)のイラストブックレビューです。1972年、十二歳の少女、朋子は、芦屋の叔父の家で1年間世話になることになった。大きな家、広い庭、無口な叔母とローザおばあさん。そして1つ年下の少女、ミーナの、一家を描く物語。