2020-12-23

イラストブックレビュー

誰も傷ついてほしくない。その優しさの果てには…

『ため息に溺れる』石川 智健 (著)のイラストブックレビューです。立川市の蔵元医院の養子である、蔵元指月の遺体が発見された。警察は自殺と判断するが、蔵元家の娘であり、指月の妻である舞子からの要請により、再捜査をすることに。
イラストブックレビュー

何かが「いる」、何かが「ある」ところに住むということ

『営繕かるかや怪異譚』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。古い町家で暮らしはじめた洋子。使われていない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。人ではない「何か」を助けてくれるのは「営繕かるかや」の尾端という男なのだが。