のこ
こちらは鳥と人間がコミュニケーションを
はかれるかを探求したある女性研究者と
一羽のヨウムのお話よ。実話なの。
ぬこ
オウムとか喋るもんな。
でもあれって、意味がわかって
喋っているか?
のこ
そう、理解した上で
人間とやりとりをしているのか
どうかを研究したのね。
ぬこ
へえ〜。どんなやり方で
研究したんだろう?
『アレックスと私』 アイリーン・M・ペパーバーグ (著) ハヤカワ文庫NF
概要
鳥は、人間の言葉を理解し、使い、人間と意思の疎通がはかれるのか。動物はそうした能力を持たないとされた30年前から、研究に取り組み始めたアイリーンが出会ったのは、一羽のヨウムだった。
人間の子供の5歳並みの知能を持ち、豊かな知性とその強い個性で人々を魅了したヨウムのアレックスは、次々と学会に立ちはだかる壁を崩していく。そんなアレックスがこの世を去るまでの軌跡を描く。
研究を決してあきらめないアイリーン
優秀な化学の研究者だったアイリーンは、その先に広がる世界に魅力を感じなくなり、科学者の道へ、幼い頃に飼っていたセキイインコの記憶から、鳥類と人間のコミュニケーションについて研究することを決意します。
こからのアイリーンの道のりは決して平坦ではありませんでした。研究費の申請が下りない、研究誌からは「気でもふれたか?」と言った体で掲載を断られ…。しかし、次第にアレックスの能力が世の中に認められていきます。
まとめ
世間の動物(鳥)に対する概念を変えたアレックスとアイリーン。彼らの努力と愛情、そして勇気を讃えたい、感動の涙が止まらなくなる実話です。
リンク
ぬこ
すごっ!!アレックスってば
5歳児並の頭脳の持ち主だなんて!!
のこ
動物への認識を変えるような
大きな研究であり、彼女が
戦ってきた記録でもあるわね。
感動の涙が溢れてくる1冊よ。
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