のこ
こちらは顔に大きなアザを
持つ女の子が片思いをする
お話しよ。
ぬこ
ほほう。顔にアザが。
何か抱えるものがありそうだが。
のこ
彼女の写真がある本の
表紙に使われたことで
状況が変わっていくのよ。
ぬこ
不特定多数の前に自分の
写真が出るわけだ。
どんな思いなのか…。
『よだかの片想い』 島本 理生 (著) 集英社文庫
あらすじ
二十四歳、大学院生のアイコは、顔に大きなアザがある。恋や遊びから距離を置いて生きてきた。しかしある出版社の取材を受け、自身の顔写真を表紙に使われたことで状況が一変する。
「顔にアザや怪我を負った人」をテーマに受けた本の取材。この本が映画化されることになり、映画監督の飛坂逢太と対談したアイコ。気負いなく話せる彼に恋をしたアイコだが、映画のことを何よりも優先させる彼の気持ちがわからず、あせったり暴走したり。
まとめ
顔のアザを気にしつつも、しっかり顔をあげて生きてきたアイコ。人の痛みがわかる分、何も言わずに寄り添えるやさしさも持っています。アザに逃げ込まずに思いを遂げようと頑張る一途なアイコを応援したくなる物語です。
<こんな人におすすめ>
顔に大きなあざを持つ女の子の恋の話を読んでみたい
世間の目線と常に闘う女の子を描いた話に興味がある
島本 理生のファン
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ぬこ
まっすぐで一途な女の子なんだなあ。
のこ
アザに逃げることをせず
一途に頑張るアイコを
応援したくなるわね。
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コメント