のこ
こちらはフィッターによる
フィッティングを通して
自分の生き方を見つめ直していく
女性の物語よ。
ぬこ
フィッティングって下着の
つけ方とかサイズを教えて
くれる人のこと?
のこ
そうなの。しかもこのお店は
男性フィッターがいるのよ。
ぬこ
そりゃあ女性にとっては
面識のない男性に下着姿を
見られるわけだから抵抗感がありそうだ。
のこ
ところがこのフィッターの
アドバイスは的確で、
女性の問題ある生活ぶりを次々と
指摘していくのよ。
ぬこ
体を見て生活までがわかって
しまうとはプロだな。
『フィッターXの異常な愛情』 蛭田 亜紗子 (著) 小学館文庫
あらすじ
広告代理店に勤める國枝颯子は残業続きで生活も不規則に。うっかりノーブラで出勤してしまい、慌てて駆け込んだランジェリーショップで、男性フィッターの伊佐治耀に出会う。フィッティングを通して様々な問題点を指摘され、自分の行き方を見つめ直していく。
メイクを落とさずに寝てしまうことがある、3年以上下着のサイズを測定していない、主食はラーメンとビール、スポーツジムが3ヶ月も続かない…と男性フィッター伊佐治が様々な問題点を言い当てていきます。しっかりとした美しい下着を身につけていることで自分の中心をしっかりと支え、仕事や人間関係がブレなくなっていく颯子の姿は、だんだんと光を増していくようです。
まとめ
下着を通して、自分の体の声を聞き、心に向き合って生きる。そんなことを教えてくれる連作短編集です。
<こんな人におすすめ>
下着と生き方の関係を描いた話を読んでみたい
不規則な生活をしている
蛭田 亜紗子 のファン
リンク
ぬこ
へえ〜
下着も大切だけど、「自分の体の声」を
聞くことって大切なんだなあ。
のこ
忙しい時は自分に向き合うことも
なかなかできないわよね。
時には立ち止まって体の声を
聞くこと、大切にできているか
確認することが大切ね。
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