この上なく心地よい 女四人の共同生活

のこ
のこ

こちらは古びた洋館に住む

4人の女性を描く物語よ。

ぬこ
ぬこ

女が4人かあ。

賑やかに暮らしているんだろうな。

のこ
のこ

働いたことのない母親、妄想癖のある娘、

水漏れでアパートを出た娘の友人、

ストーカーに追いかけられているその後輩、

という顔ぶれなの。

ぬこ
ぬこ

な、なんと濃ゆいメンバーだ。

暮らしているだけで何かが

起こりそう。

『あの家に暮らす四人の女』 三浦 しをん (著) 中公文庫

あらすじ

父を知らずに育った三十七歳独身の刺繍作家、佐知は、杉並の古びた洋館に住んでいる。同居人は佐知の母親・鶴代、佐知の友人・雪乃、その後輩・多恵美。女が四人で暮らす日々は、笑いと珍事に溢れている。

住んでいたアパートが水漏れの被害に遭い、佐知の家に世話になることになった毒舌の雪乃。元彼がストーカーとなって追い回すので逃れるためにやってきた多恵子。働いたことがなく、限りなく自由な言動と行動をする鶴代。すぐに妄想の世界に心をさまよわせる佐知。そして、洋館敷地内の小屋に住む老人、山田さん。

まとめ

クセのありまくるメンバーが送る日常は、笑いあり、トラブルあり。しかし血がつながっていない、互いへの距離感が絶妙であり、世の中の常識からかくまってくれるシェルタのような心地よさがあります。彼らの関係とやりとりに心あたたまる物語です。

<こんな人におすすめ>

楽しくて心温まる話を読みたい
不思議な女四人の共同生活の様子に興味がある
三浦 しをんのファン

ドラマにもなりました。出演メンバーが豪華です。

ドラマスペシャル「あの家に暮らす四人の女」9月30日(月) 夜9時放送|牧田佐知(中谷美紀)編
ぬこ
ぬこ

な、なんとも絶妙な

それでいてユーモアの溢れる

話だな。

のこ
のこ

世の中から守ってくれる

シェルタのような役割が

この家にはあるのかも

しれないわね。

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