のこ
こちらは様々な「家族」を
描いた短編集よ。
ぬこ
兄弟とか親子とか
家族っていろんな形があるよな。
のこ
趣味で反発し合う姉弟や、
息子とうまく会話できない父親などが
登場するの。
ぬこ
なるほどね。近いからこそ
難しい部分もあるよなあ。
『家族シアター』 辻村 深月 (著) 講談社文庫
あらすじ
真面目な姉をイケてないと感じている妹、姉はバンドの追っかけ、弟はアイドルおたくと趣味で反発し合う姉弟、息子とうまく話ができない父。時にうっとうしくて、やっぱり大切な「家族」の存在を描いた7編の短編集。
「家族」というものが今ひとつピンとこない父親。息子が少6のときに「親父会」という父親だけが集う会へ参加することに。その八年後、息子たちが埋めたタイムカプセルを掘り出す予定だったのだが、思わぬ事態に発展し、父は息子の夢のために奔走する。
まとめ
育児は妻まかせで、父親とは何をするものなのか見当もつかないような人が、息子の夢がつまったタイムカプセルのために、自分でも理解できないくらい懸命に駆け回ります。不器用な父親なりの愛を感じ、息子も実は父を思っていることがわかり、胸が熱くなります。理解できない部分もあるけど、やっぱり家族は大切なのです。
<こんな人におすすめ>
面倒だけど心の奥では寄り添うような家族の話を読みたい
兄弟や親子、祖父と孫など様々な家族の関係を描いた心温まる話を読みたい
辻村 深月のファン
リンク
ぬこ
やっぱり家族って
いいよなあ〜。
のこ
ぶつかったりもするけれど
大切に思い、思われていることに
気付けるのが家族のいいところ
なのかもしれないわね。
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コメント