のこ
こちらは目の見えない店主が
1日百円でお客さんに依頼された
品を預かる「あずかりやさん」の
第三弾よ。
ぬこ
いつもじんわりとしみるような
読後感があるよな〜。
今回はどんな話なんだ?
のこ
店主の店に対する思いや
迷いなどが描かれているの。
ぬこ
おお!あの不思議と落ち着いてる
店長の!楽しみだぜ。
『あずかりやさん 彼女の青い鳥』 大山 淳子 (著) ポプラ文庫
藍色に白抜き文字で「さとう」と書かれたのれんがかかる「あずかりや」。
この店では目の見えぬ店長が1日百円でなんでも預かります。老女に女子高生、売れない小説家。
今日も誰かが、何かを預けに店へとやってくるのです。
語り手は、お客であったり鳥であったり、なんとノミ(!)だったり。
彼らの目線で物語は進み、ある程度読み進めるまで、その正体がわからないところも、読み手をワクワクさせてくれます。
まとめ
ノミがいると敬遠されたり、盗難騒ぎに巻き込まれたりと、トラブル続きのあずかりやさん。
しかし、店主は見えぬ目で、預かった品物と、お客が抱える思いをじっと見つめ、静かに寄り添います。
物静かな店主が胸にひめた、あずかり稼業に対する強い思いや迷いに、思わず目頭が熱くなる物語です。
<こんな人におすすめ>
心がじんわりと温まるような物語を読みたい
目の見えない店主の、店への思いに興味がある
大山 淳子のファン
リンク
ぬこ
ううっ 店長〜(இдஇ; )…
のこ
ものと人に真摯に寄り添う
店長の姿に感動する物語ね。
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