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こちらは1768年のパリで
起こった猟奇事件を警察が
追うミステリーよ。
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革命前の話?
どんな事件が起こったんだ?
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セーヌ川で惨殺死体が発見され、
過去にも問題を起こしていた
サド公爵が疑われるの。
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サド公爵ってあのヤバイやつだよな!
警察はそいつを捕まえるのか?
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実はパリ警察のマレー警部は
サド公爵を監視する役割なの。
事件をもみ消そうと捜査するうち
不審な点に気づくの。
![ぬこ](http://nukobook.com/wp-content/uploads/2020/09/ぬこ.jpg)
警察が公爵の犯罪をもみ消しかあ。
まあいつの時代もいろいろあるわな。
犯人はサド公爵なのかな…?
『パリ警察1768』 真梨幸子 (著) 徳間文庫
あらすじ
1768年のパリ。
革命が起こる前、悪名高きサド公爵が若い女性を陵辱する事件が発生。
サド公爵は被害者の女性に訴えられそうに。
サドの監視役であるパリ警察のマレーは、その醜聞を揉み消すよう命じられる。
一方、セーヌ川で女性の惨殺死体が発見される。
被害者は5年前、サド公爵の「悪魔の遊戯」の相手としてその名をとどろかせた人物だった。
放蕩貴族の監視役を担っていたマレー警部。
しかし目を離した隙に、サド公爵は若い女性を連れ込みます。
酷い仕打ちをうけたという被害者の話を聞くマレーは、いくつかの不審な点を見つけます。
そして、セーヌ川で発見された女性の死体は、体中を切り刻まれ、ひどい有様でした。
5年前、サド公爵とひと悶着あったこの女性は、マレーが過去に関わったことがありました。
サド公爵の復讐なのでは、と民衆がざわつく中、マレーは被害者女性の関係者たちに話を聞いてまわります。そこからは意外な事実が…。
まとめ
汚物にまみれた街中、放蕩貴族の乱行、モラルの不在、国王の無力さ。
怒りや不満を抱えた民衆たちがいつ爆発してもおかしくないような危うい空気が漂います。
事件を追うマレー自身もまた、こうしたパリの悪意の被害者であり、また加害者でもあり、そしてこの街の数少ない「正義」でもあるのです。
<こんな人におすすめ>
革命前のパリの街の中や人々の様子を描いた話を読んでみたい
当時のパリの人々の価値観などに興味がある
真梨幸子のファン
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パリ 怖い…ガク((( ;゚Д゚)))ブル
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個人、民衆。本当に恐ろしいのは
どちらなのかしら。腐敗した空気が
漂う戦慄の物語ね。
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