のこ
こちらは猫のような猫丸先輩が
日常の謎を解く短編集よ。
ぬこ
日常の謎?
たとえばどんな?
のこ
呼んでもいないタクシーが次々と
やってきたとか、一匹だけ首輪を
つけてもらえない猫だとか。
ぬこ
平和だけでもめちゃめちゃ気になる
まさに「日常の謎」だな!
猫丸先輩はどう謎を解いたんだ?
『とむらい自動車 (猫丸先輩の空論)』
倉知 淳 (著) 創元推理文庫
あらすじ
友人が交通事故に遭った現場に向かい、物思いにふけっていたところ、呼んでもいないタクシーが次々とやってきた。
皆同じ名前の客に呼び出されたというのだが…。
表題作「とむらい自動車」ほか、猫丸先輩の推理が冴える、日常に起こる謎を解く六つの短編集。
ベランダに毎日水の入ったペットボトルを置かれるイラストレーター、一匹だけ首輪をつけてもらえない子猫、テントの中で割られてしまった7個のスイカ、大食いチャレンジで、食べはじめる前に逃げ出した女子大生、夜のオフィスで部署ごとに順番に鳴り出す電話。
こうした謎に対し、どこからともなくあらわれる猫丸先輩が、好奇心いっぱいに目を輝かせながら鮮やかに解いていきます。
まとめ
猫のようにしなやかな視点を持つ猫丸先輩は「常識」や「思い込み」の壁をひょいと乗り越え、今日も軽やかに真実を教えてくれるのです。
リンク
ぬこ
すごいな〜
適当に見えるけど謎はきっちり
論理的に解決。
のこ
私たちが囚われている
思い込みや常識などから自由だからこそ
その推理力が見事なのかもしれないわね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。