こちらは猫のミケさんが
飼い主と猫との間を仲介する
「NNNからの使者」シリーズ
第四弾よ。
今回はどんな人間に
ミケさんは紹介するんだ?
夫と離婚して一人暮らしを
している五十歳の女性よ。
彼女が猫を飼うように、ミケさんが
巧妙に仕掛けるの。
そこらへんの技術も
ミケさんは長けてるんだよな〜。
猫と人間の相性もバッチリだしな。
『NNNからの使者 猫は後悔しない』
矢崎存美 (著) ハルキ文庫
あらすじ
夫と離婚し、パートで働きながら一人暮らしをしている田宮真澄、五十歳。ある日、パートからの帰り道、こいでいた自転車で猫をひいてしまう。
病院へ連れていくか迷っていると三毛猫があらわれ、真澄を咎めるように鋭く鳴いた。
仕方なく病院に連れていき、飼うことになったのだが…。
子供達も成人して手が離れた頃、親の介護についてのやりとりがきっかけで離婚することになった真澄。
猫が好きなわけではありませんが、成り行き上、猫にミドリと名を付けて世話をはじめます。
そこからふさがっているように感じていた日常が少しずつ開いていくように変化しはじめ、同時に自分がこれまでしてきた行動や言動を振り返るようになっていきます。
一方、ミケさんの紹介で真澄のもとで暮らすことになったミドリにいはある能力があって…。
まとめ
猫の愛らしさ、やわらかさ、あたたかさは固くなった人の心をほぐしてくれ、人と人との結びつきをも招いてくれるようです。
「良い飼い主」であるように猫が人間を変えてくれるのかもしれませんね。
<こんな人におすすめ>
猫に興味があるわけではない
猫のいる生活が人間にどのような影響を与えるか興味がある
矢崎存美のファン
まさかの当たり屋作戦(笑)!
猫がいることで変化していく飼い主の
様子にも感動するんだよな。
続編希望なんだけど出ないかなあ。
猫好きにはたまらないシリーズよね。
ぶたぶたさんもいいけれど
NNNシリーズもぜひ続刊を読みたいわね。
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