こちらは「親王殿下のパティシエール」
シリーズ第二弾よ。マリーと新しい
厨師たちとの衝突や、皇族との新しい
出会いを描いているのよ。
今までの上司や同僚とは
うまくやっていたわけだよな。
そうね。でも新しく来た厨師たちに
とっては女性であり、外国人でも
あるマリーが厨房にいることに
違和感を感じる人間も多いの。
そういった連中と
マリーはどうやってやって
いくのかな?
『親王殿下のパティシエール(2) 最強の皇女』
篠原悠希 (著) ハルキ文庫
あらすじ
清の皇帝の第十七王子・永璘お抱えのパティシエール見習いとして北京にやってきた仏華ハーフのマリー。
だが新しく雇われた厨師たちは女性であるマリーが厨房にいることに納得いかない様子。
彼らに認めてもらうためにはどうしたら良いのか、頭をひねるマリーだが。
また、マリーの教育係として新たに登場する人物とは。
新たに雇われた厨師たちに認めてもらうために
新たに雇われた点心局の第二厨師は、女であるマリーが厨房にいることや、自分に対して物をはっきりと言うことが信じられない様子。
マリーをまるで存在しないかのように扱います。
対立するのではなく、相手に認めてもらうことを望むマリーは、永璘の正妃、ニオフル氏に料理コンテストをできないだろうか、と相談します。
マリーがそのコンテストで作ったものとは。
まとめ
コンテストで好成績を収めたマリーですが、何と試作品のお菓子に毒を仕込んだという疑いをかけられ謹慎処分に。
それでも簡易オーブンを備えた小さな厨房をあてがわれ、一人お菓子のお試作に励みます。
そんなマリーに、清国の作法を学ばせるために皇帝の最後の娘である和孝公主が師事してくれることに。
和孝公主の目的とは?
まとめ
女性であることや、清国で働く人々にも様々な事情や背景があることが伺えます。屈することなく卑下することなく、自分を信じて進んでいくマリーを応援したくなる物語。
天真爛漫、明朗快活な
和孝公主はマリーとうまく
やっていけそうだな!
現地の文化を尊重しながら
打開策を見つけていくマリー。
今後どんな風に成長し、おいしいお菓子を
作っていくのか、楽しみね。
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