「ホルモー」をめぐる奇妙で愉快な人間模様

のこ
のこ

こちらは『鴨川ホルモー』の

アナザーストーリーよ。

ぬこ
ぬこ

『鴨川ホルモー』!!

ありゃすごい話だったよなあ。

これにはどんな奴らが登場するんだ?

のこ
のこ

対戦相手のメンバーや、過去に

参加したメンバーなど、ホルモーに

関係する人たちの姿が描かれているわ。

ぬこ
ぬこ

なるほど。なにせ500代目だもんな。

いろんな歴史が絡んでいそうだ。楽しみだぜ。

『ホルモー六景』 万城目 学 (著) 角川文庫

あらすじ

京都の選ばれし大学生メンバーが特殊な戦いをくり広げる「ホルモー」。

この戦いに参加したメンバーたちの大学生活、恋、バイト、そして不思議な体験。

戦いの場以外でも彼らは泣き、笑い、葛藤している。

過去、現代、京都、東京。時を、場所を変えてホルモーの気配は脈々と受け継がれていく。

京都産業大学玄武組の「二人静」と呼ばれる定子と彰子の女の友情と、女の維持のぶつかり合い。

カフェでバイトする凡ちゃんこと楠木ふみと、彼女を不思議な人だなあと見つめている男子高校生。

いかつい顔した繊細な男、もっちゃんの恋。

別れた元彼から呼び出され、無神経な元彼にも、行ってしまう自分にもイラついてしまう女性が書庫で見つけたもの。

社会人となった会長同士が、東京の合コンの場で遭遇。

老舗料理旅館のバイトでの不思議な文通体験。

一作目の「鴨川ホルモー」に絡んだ出来事を別の角度から描きます。

まとめ

ホルモーを戦う彼らも、恋に友情にと青春時代を全力で駆け回る大学生。

そうした一面を垣間見ることができ、ほほえましく感じます。

また「鴨川ホルモー」で描ききれなかった一面を知ることができるという嬉しい部分も。

ユーモアあふれる文章の中に、過去と現在がつながっているという驚きや不思議さにワクワクする物語です。

<こんな人におすすめ>

「鴨川ホルモー」を読んだ
びっくり、わくわく、笑えてちょっぴり泣ける、青春ファンタジーを読みたい
万城目 学のファン

ぬこ
ぬこ

いやあ いいねえ。

過去もわかるし、これからの

ことも期待させてくれる!

のこ
のこ

子供の頃のワクワク感を

思い出させてくれるような

物語ね。

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