イラストブックレビュー

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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『サード・キッチン』白尾 悠 (著) 河出文庫

ある人物の援助を受け、アメリカの大学に留学することができた尚美。会話がうまくいかず、ほぼひとりぼっちで過ごす毎日。ある日、人種や性別などあらゆるマイノリティが集う特別な食堂「サード・キッチン」に招かれます。学生たちが自らの手で作る多国籍料理に心を満たされますが、同時に尚美自身が差別や偏見の目を持っていたことに気づきます。傷つき、傷つけ合いながら仲間を信じ、支えつつ前を向いて進んでいく若者たちの姿を描く、感動の青春物語。
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  『シーソーモンスター』伊坂幸太郎 (著)

昭和後期。人々がバブルに沸くころ、ごく普通の家庭である北山家では、かつて情報員だった経歴を持つ妻・宮子と姑のセツによる激しい争いが怒っていた(「シーソーモンスター」)。アナログ回帰の近未来、配達人の水戸は一通の手紙の配達を依頼される。ところがこの手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手である檜山に追われることに(「スピンモンスター」)。時空を超えてつながる、逃れられない「運命」とは。
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『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術 』

勉強や仕事をしなくてはいいけないのについ他のことに目移りしてしまう、ダイエットしたいのに食べてしまう。頭では理解しているのに、望ましくない行動に出たり、動けなかったりするのは、自分をコントロールしきれていないから。本書では、そうした自制力を身につけるための方法を漫画を交えてわかりやすく解説。
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『魔女たちは眠りを守る』村山 早紀 (著)

桜の花びらが舞い散る春の宵、古い港町に若い魔女の娘がふさふさした毛におおわれた黒猫とともに帰ってきた。長く赤いくせっ毛の魔女の名は七竈・マリー・七瀬。旅の途中に寄った、かつて住んだことのある町で「魔女の家」と人の子に呼ばれているカフェバーに滞在しながら、人の子の生き様と死を時に手助けしながら見守っていく。
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『涼音とあずさのおつまみごはん』内田健 (著)

三十歳の有村涼音と一つ歳上の妻、あずさの夫婦は結婚して三年になる。フルタイム共働きの二人は、マイホームの取得を目指して節約し、日々工夫をしながら交替で食事を作る。そんな夫婦の、ゆるくて美味しい日常を描く物語。
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『傲慢と善良』辻村 深月 (著)

親の跡を継ぎ、東京で輸入業の代理店を経営委する三十九歳の西澤架は、半年後に結婚式を挙げる予定だっった。しかし、婚約者である三十五歳の坂庭真実が失踪し、行方不明に。彼女が話していたストーカーと何か関係があるのか。架は群馬にある真実の実家や、真実の友人・知人らをたずね、彼女の居場所を探そうとするのだが…。
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『ノッキンオン・ロックドドア2』青崎有吾 (著)

「ノッキンオン・ロックドドア」は挙動が荒っぽい巻き毛男の御殿場倒理と地味眼鏡男の片無氷雨が、しっかり者のアルバイト薬子ちゃんの助けを受けながら経営する探偵事務所。密室やトリックなど不可能な事件を倒理、動機や状況などが不可解な事件を氷雨が担当。そんな彼らのもとには数々の奇妙な事件が持ち込まれる。
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『バック・ステージ』芦沢 央 (著)

忘れ物を取りに会社へ戻ると、上司の机を漁っている先輩の姿を発見してしまった松尾。先輩である康子さんは、パワハラ上司・澤口の証拠を探していると言う。その勢いに巻き込まれ協力することになってしまった松尾は、翌日康子とともに、自社がプロモーションする舞台へ。劇場周辺では息子のことで悩むシングルマザーや役者に届いた脅迫状など、いくつかの事件が起こっていた。彼らの出来事と、松尾と康子らの行動が次第につながりを見せはじめ、驚きの結末へと導くミステリ。
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『種もしかけもない暮らし ~花森姉妹はいまが人生で一番楽しい~』鳩見 すた (著)

古ぼけたマンションの2LDKに住むマジシャンの姉妹の暮らしを見守っている、豆苗です。しっかり者の姉、ちずさんとふんわり系の妹、いずみさんはマジシャンとして別々に活動していましたが、大物マジシャンのすすめでビジネス姉妹としてやっていくことに。コンビ名を考える様子、日々のアルバイト、たまに入るマジックの仕事や食べること寝ること。そんな二人の暮らしぶりを豆苗目線でお伝えします。
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『天使も怪物も眠る夜』吉田 篤弘 (著)

2095年、東京は「壁」によって分断され、人々は不眠に悩まされていた。睡眠コンサルタント会社で働くシュウは新しい部署に配属される。任務は睡眠からの覚醒を促すタブレットを開発すること。未完に終わった映画『眠り姫の寝台』のポスター、脚本、出演女優、強力な眠りを誘う酒に、壁で生まれつつある怪物。謎めいた多くのモチーフと登場人物たちが網の目のように絡まりあい、新しい物語を紡いでいく。