こちらは成長し続ける巨大企業
アマゾンの倉庫への潜入ルポをはじめ
あらゆる角度からアマゾンという企業を
探るルポルータジュよ。
おお アマゾン!
今や利用したことがない人は
いないのではないかと思うほどだな。
書籍や日用品の購入はもちろんのこと、
プライムで番組を見たり。
注文後、翌日に届くという
そのシステムや電子書籍の販売などで
世の中の流通や出版業界にどのような
影響を与えたのか、という部分も
明らかにしていくの。
そういやヤマトや佐川が
アマゾンの配送から撤退したよな。
キンドルが出た時も出版業界に衝撃が
走ったし。その背景は気になるな。
『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』
横田 増生 (著)小学館新書
概要
成長し続ける大企業、アマゾン。
書籍をはじめ、ファッションやインテリア、食品から日用品、映画や企画番組まで何でも揃い、しかもすぐに手に入るという利便性から、多くの人に利用され、もはやなくてはならない存在となっています。
著者は2020年にアマゾンの潜入ルポを上梓し、今回はこれに続く第二弾です。
今回も新しくできたアマゾンの巨大倉庫に潜入。
その様子と、世界各国での倉庫の仕事やアマゾンを立上げたジェフ・ベゾスの野望と経営のあり方、アマゾンが落としていった影などあらゆる角度から巨大企業の内側を探るルポルタージュ。
徹底した秘密主義を貫くアマゾン
アマゾンで一番大きな物流センター、小田原でのアルバイトを申し込んだ著者。
時給1000円、期間と条件によりプラス500円(クリスマスまで、週20時間以上勤務など)。
ハンディー端末を手にし、指示された商品をピッキング。
同時に「あと何秒」と残り時間が表示され達成できればポイントプラス、オーバーすればマイナスとなります。
また、小田原物流センターでは稼働から5年で5人のアルバイトがセンター内で死亡。
しかし、その情報はアルバイトたちには一切知らされることはありません。
倉庫の場所、売上高、アルバイトの事故。
あらゆることを隠し続けるアマゾンの意図と目的とは。
まとめ
アルバイトはいつでも替えがきくロボット。
税金は極力払わず開発に注ぎ込む。
そんな風に己の目指す方向へ、人々をなぎ倒しながら突き進むアマゾン。
それは多くの犠牲の上に成り立っており、私たちは今、「便利すぎる生活」の意味を再考する時を迎えているのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
アマゾンのヘビーユーザーである
アマゾンは日本や世界でどのように経営がしているのかを知りたい
アマゾンが日本にやってきたことによる影響を知りたい
こ、怖いんだけど…(꒪⌑꒪.)!!!
成長する理由は納得するけど
犠牲になるものが多すぎるよ!!
もっとゆっくり平和にビジネスできない
ものか。
まさに時代の寵児といったところかしら。
その独裁ぶりと手腕は認めるところだけど
利用する側もその利便性についてもっと
考えるべきかもしれないわね。
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