『ひきこもりを家から出す方法』 猫田 佐文 (著) 集英社オレンジ文庫
あらすじ
影山俊治は、中学時代の出来事がきっかけでひきこもりとなり、十年の月日が流れた。そんなある日、俊治の部屋に突然入ってきた少女が。彼女は“ひきこもりを家から出す”プロ集団から派遣されたメイド、綾瀬クリス。果たして、俊治は部屋から出ることができるのか。
ひきこもりの日々
中学時代のあるキッカケがもとでひきこもりとなった俊治。ネットや漫画を読み、食事も部屋の前まで運んでもらうという、家族にすら極力顔を合わさない生活。
ひきこもりを家から出すプロは、なんと可愛らしいメイド！？
心配した両親は俊治が部屋から出られるようプロに依頼し、やってきたのは十八歳の可愛らしい少女、クリスでした。彼女の誠意のこもった発言や態度、そしてアドバイスに従って、これまでとは改めた発言をするようになった両親に、俊治は戸惑いながらも、自分の中で小さな変化が起こっていることに気づきます。
まとめ
信じること、見守ること、やりすぎることなく協力すること。ひきこもりと世の中の間に築かれた大きな壁を破るには、少しずつ足を外に向ける力、「自信」を身につけさせること。そう教えてくれる感動の物語です。
＜こんな人におすすめ＞
ひきこもりを部屋から出すプロの働きに興味がある
ひきこもりの心理状態を描いた物語を読んでみたい
猫田 佐文 のファン
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。
コメント