のこ
こちらは離婚寸前の女性と、
母親と離れて暮らす姉弟の
交流を描く物語よ。
ぬこ
どちらも寂しさや苦しさを
抱えていそうだな。
のこ
そうね。そして
「食」が重要なファクター
として登場するの。
ぬこ
ほほう どんな料理が
どんな風に作用するのかな?
『月のスープのつくりかた』 麻宮 好 (著) 小学館文庫
あらすじ
同居していた姑とうまくいかず、家を飛び出してしまった高坂美月。バイトをしている家庭教師で小学六年生の理穂を担当することに。幼い弟の悠太は素直で可愛らしいが、姉の理穂は、美月に対して反抗的な態度を見せる。一方美月は、姑との暮らしのストレスから、包丁や料理に恐怖を感じるようになっていた。
母親が海外で仕事をしているために、料理もする理穂。勉強もでき、容姿も美しく恵まれている女の子だ、と理穂に対して感じている美月。自分はと言えば、つりあわない相手と結婚し、いい子であろうと身を縮めるようにして暮らした挙句に家を飛び出して…。絵本作家である母親が描いた、料理のレシピが書かれた絵本を見て、最初は複雑な思いを抱いた美月ですが、理穂たちと関わるうちに少しずつ変化していきます。
まとめ
料理への想いは人それぞれにあります。そのあたたかさや匂い、作ってくれた人の気持ち、食卓を囲む家族の笑顔。そうした情報が「おいしい料理」を生み出し、幸せを運んでくるのです。
<こんな人におすすめ>
料理がトラウマになってしまった女性が明日へ向かう姿を描いた物語に興味がある
夫と別居中の女性と、母親不在の姉弟との心寄せ合う物語を読んでみたい
麻宮 好のファン
リンク
ぬこ
おお… こころにじんわり
しみこんでいくなあ…
のこ
料理も幸せもひとそれぞれ。
自分だけの価値を見つけることが
幸せへのヒントになるのかも。
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