こちらは2030年の世界を
テーマに複数の作家陣が執筆している
アンソロジーよ。
なになに、恩田陸に小路幸也、山内マリコ…
豪華メンバーだなあ。
ジャンルも様々で、それぞれの
作家たちが個性豊かに描いているの。
なるほど。それぞれの作家が
描く2030年の世界。
楽しみだぜ。
『2030年の旅』
恩田 陸 (著), 坂口 恭平 (著), 小路幸也 (著),瀬名秀明 (著), 宗田理 (著), 支倉 凍砂 (著),山内 マリコ (著), 喜多喜久 (著)
中公文庫
あらすじ
東京オリンピックからさらに10年が経過した2030年。この国の化学、仕事や恋愛はどのように変化しているのか。ジャンルの異なる作家陣が描く、未来の日本を描いた短編集。
恩田陸が描く、空間を超えて他人と認知を共有できる新技術の「PR」を使った謎に挑む3人の青年。小路幸也が描く、最新の技術で発展を遂げた、かつての限界集落に現れたUFOの正体。科学技術やAIの進歩により、恩恵にあずかる者、割を食う者が、それぞれの作家が個性豊かに描きます。
まとめ
どんなに技術が進んでも使い手は人間だ、という理論さえ陳腐に聞こえ、ある部分では人工知能がはるか上を行く世界、かつて人間ありきで生きてきた世代と、生まれた時からAIに馴染んできた世代が混在し、どことなくあきらめに似た哀しさと、目の前だけを見て生きればいい、という楽観が漂っているようです。さて、あなたが遭遇する2030年はこの中にありますか?
<こんな人におすすめ>
少し先、10年後の未来の姿を見てみたい
数人の作家が同じテーマで描く小説に興味がある
名を連ねた著者の中に好きな作家がいる
ふと思ったけど、2030年て
わりとすぐ先だよな。
もっと先かと思ってたけど。
生活などの様式などに変化は
あるのかもしれないけれど
「意識」がどのように変化していく
のかに注目するとおもしろいかも。
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