のこ
こちらはある占い師が
いろんな悩みを抱える人の
背中を押す、という物語よ。
ぬこ
占いの力で未来を
見通す、ってわけか?
のこ
占いというよりは、依頼者の
求める答えを出してあげる形ね。
ぬこ
何だかカウンセラーみたいだな。
どんな悩みを抱えた人たちがやって
くるんだろう?
『強運の持ち主』 瀬尾 まいこ (著) 文春文庫
あらすじ
営業時代に鍛えた話術を活かし、占い師へと転身したルイーズ吉田こと吉田幸子。
ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。
優しく温かい気持ちになれる物語。
父と母、どちらを選ぶか迷っている小学生男子、気になる男性に振り向いてほしい女子高生など、ルイーズ吉田の周囲には様々な答えを求めている人たちがやってきます。
占う、というよりは依頼者が求めている答えを出してあげる、といったわりと直観に頼るアドバイスをしています。
まとめ
適当な部分もありながら、結局は依頼者に親身になって、本人が答えを見つけ出すために手を貸します。
「運」というものは、波がある。低くなっている時があるからこそ、高くなった時の幸せを感じられるのだ、ということを温かく、ユーモアを含んだ目線で描いた物語です。
<こんな人におすすめ>
運に振り回される人々を描いた話に興味がある
日常の幸せに気づくような、心が温かくなる話を読みたい
瀬尾 まいこのファン
リンク
制作動画はこちらからどうぞ。
ぬこ
なんつう 複雑な悩みだ。
しかし解決するルイーズ、見事だぞ。
のこ
力を入れすぎず、時には適当に
やることも、人生には大切なのかも
しれないわね。
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